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「家庭訪問」

学年の初めに、子どもの家での様子や、どういう性格かとか、得意なものなど調査したり、学校での様子を教えてくださるのが家庭訪問だ。

長男の三年生の担任の先生が四月下旬、我が家にいらっしゃった。女の先生だった。(三年生は三クラスあり、他の二クラスはどちらも男の先生であった)少しだけ年配の先生?だと思われる。

正直に言うと、ちょっとニガテなタイプの先生だった。一年、二年ともやはり女の先生だったが、すごく話しやすくて気軽に率直に子どものことでも相談できていた。
でも、三年生の担任においてはそんな感じの方ではなさそうな気がしたのだ。

たった一度だけお会いしただけで、そういう風に決め付けるのはどうかとも思うが、第一印象って自分の中の第六感が働くのか、これまでもおおかた予想は当たりだった。
だから今回もそうなのかな…って気がするのだった。

一応いらっしゃった時に、こちらから気になることなどを申し上げたのだが、言ったことについて丁寧にアドバイスをされることもなかった。
(まあ、まだ新学期始まったばかりで、生徒ひとりひとりのことを把握していらっしゃるわけでもないから仕方のないことだが)

PTA役員でまだ決まってない係に、もしかしたら変わっていただく事になるかもしれないけどそれでもいいですか?、というようなことを最初に言われた。
どうしてもということだったらいいですよとお返事したら、
「ああ~よかった!これで来た甲斐があったかな」と言われ、(はあ?その話をしに来たのが目的なの?子どものことは?)と思ったのがずっと引っかかっているのかもしれない。

こちらからいろいろ言った割には、先生からはたいした指導もなく、
「さ、では失礼しようかしら」とやけに早くに終わった。(前の先生方はもうちょっと長かった)
家庭訪問が待ち遠しかったわけでは決してなかったのだが、なんだか拍子抜け。

主人にも担任の印象があまりよくないことを話したら、「そういう風に思っていると、相手にも気持ちが通じるもんだぞ」と諫められてしまった。
シュン…。
主人はほとんど誰とでもどんな人とでも、平等に接することのできる人で、たいしたもんだと感心する。
やはり私の思いすごし、いや思い違いで一年間を終えることができればいいのだが、とその時は思っていた。

しかしその嫌な予感は、結局的中することになったのだ。

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