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大人も読むべきヤングアダルト(YA)本の世界

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12歳から19歳くらいの子たちに向けた本の読書記録です。 本離れの世代には、まず大人が読んでみて薦めてみましょう
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2022年8月の記事一覧

「歴史上の事件に巻き込まれながらも、時を超えて恋をしてしまった少女の話~『時の旅…

『時の旅人』 アリソン・アトリー 作  松野正子 訳 (岩波書店)           …

「本編で知りえなかったエピソードで、再びファンを萌えさせる!~『RDGレッドデータ…

『RDGレッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴』 荻原 規子 著 (KADOKAWA)       …

「日本に実存するいろんな人間たちが絡んでの壮大な物語もついに大団円か!?~『RDG …

『RDG 6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと』 荻原 規子 著 (角川文庫)      …

「和風ファンタジーも読む手が止まらないほどおもしろい!~『RDGレッドデータガール…

『RDGレッドデータガール シリーズ』荻原 規子 著 (角川文庫)             …

「大きな愛と楽しく生きる術を知ったから、私は乗り越えられる~『西の魔女が死んだ』…

『西の魔女が死んだ』 梨木 香歩 著 (新潮社) …

「普通の人々が戦争中どう生き延びたかを知って後世に伝える~『ガラスの梨 ちいやん…

『ガラスの梨 ちいやんの戦争』 越水 利江子 著 牧野 千穂 画 (ポプラ社)     …

「アメリカ人としての生き方を見つけた日系人たちの苦悩を、私たちは知らない~『マレスケの虹』~」【YA㉕】

『マレスケの虹』 森川 成美 著 (小峰書店)                           2018.12.11読了 とてもいい本を読みました。 舞台は第二次世界大戦時のハワイ。主人公のマレスケは日系二世で、普段は「マレ」と呼ばれていますが、本人はこのマレスケという名前があまり好きではありません。 どうやら日露戦争で活躍した乃木希典将軍からとって祖父が名付けたらしいのですが、自分はハワイで生まれアメリカ国籍を持つアメリカ人として生きているので、祖父の考えなどはよ

「帰るに帰れない敵国人抑留という事実に苦しむ女の子~『ハンナの記憶 I may forgive…

『ハンナの記憶 I may forgive you』長江 優子 著 (講談社)               …

「楽しい時もつらい時も心を包んでくれた伝統のお菓子~『シュトルーデルを焼きながら…

『シュトルーデルを焼きながら』ジョアン・ロックリン 著  こだまともこ 訳  (偕成社)…

「ずっと先の未来へ伝えていかなければいけないこと~『八月の光』~」【YA㉒】

『八月の光』 朽木 祥 作 (偕成社)                         …

「論理的な思考で事件を解決する~『だから論理少女は嘘をつく (頭が良くなるライトノ…

『だから論理少女は嘘をつく (頭が良くなるライトノベル!) 』中村 一也 著 (自由国民社) …

「過去の悲劇は他人事ではない。思考を停止させないで。~『ヒットラーのむすめ』~」…

『ヒットラーのむすめ』 ジャッキー・フレンチ 作 さくまゆみこ 訳 (鈴木出版) …

「人と違うことをしようとする勇気。近代科学の黎明期に生きた女の子の挑戦~『ダーウ…

『ダーウィンと出会った夏』ジャクリーン・ケリー 著 斎藤 倫子 訳 (ほるぷ出版) …