初めての「SANU 2nd Home」の楽しみ方ーーファウンダーの本間貴裕さんたちにインタビューしてきました
自然の中にあるもう一つの家を、セカンドホームのように利用できる「SANU 2nd Home」。このセカンドホームに宿泊できる「SANU 2nd Home 自然を旅するギフト」は、単なる旅行とは一味違う滞在を楽しめるギフトです。開発のきっかけは、わたくし関口が別の投稿に書いたのですが、勢い余ってファウンダーの本間貴裕さん、カスタマーサクセスを担当する好美日奈子さんにもインタビューをしたので、こちらの記事で紹介させてください。
各地に展開する拠点の中で、本間さんは一宮、好美さんは八ヶ岳と那須がイチオシ。それぞれのエリアでの過ごし方を超具体的に教えていただいたので、SANU会員の方のご参考にもなれば嬉しいです。
今回のギフトを受け取ったのがきっかけで、初めてSANU 2nd Homeを利用する人は多いと思います。たくさんの拠点があり、使い方の自由度が高いため、どこに行って、どのように過ごしていいか、想像がつきづらいかもしれません。
そこで、その魅力を知り尽くした“中の人”に話を聞いて記事にしたいと考えたのです。応えてくれたのはファウンダーの本間貴裕さんと、カスタマーサクセスを担当する好美日奈子さん。
かなり主観的におすすめの使い方を聞きました。文中の情報は2024年6月インタビュー時のものです。エリアや店の情報が変わっている可能性があります。ご了承ください。
私がおすすめするSANU 2nd Homeの使い方:ファウンダー本間貴裕さんの場合
あえて静かなエリアで、自然と遊ぶ
初めてSANU 2nd Homeを利用する方に、私が特におすすめするのは白樺湖。観光客でごった返すようなエリアとは異なり、静けさと自然の美しさを存分に感じられる場所です。湖は広くはありませんが、その分、落ち着いた雰囲気を楽しめます。冬の季節がすばらしく、特にあたり一面が雪に覆われているときは、静けさを全身で感じることができます。夜になると星空が美しく、都会の喧騒を忘れてリラックスできるはず。
宿泊する拠点の周りには、自然の中で遊べる場所がたくさんあります。例えば、クルマで約10分の場所に、小さなスキー場があるので、午前中はサクッとスキーを楽しんでから、キャビンに戻って昼食を取るといったように、自然が身近にあるからこそ自然の中で過ごす滞在をしてはいかがでしょうか。日常の忙しさを忘れ、自然の中で心地よい時間を過ごせるはずです。
もちろん楽しみは冬だけではありません。白樺湖の周辺には、散策やハイキングにぴったりのスポットもあるので、季節ごとに変わる自然の風景を楽しみながら、心身ともにリフレッシュしてもらいたいです。
セカンドホームで過ごす時間も味わって
SANU 2nd Homeの室内は、我が家のようにリラックスできる快適さを兼ね備えながら、自然との一体感を感じることができるデザインが施されています。例えば、木漏れ日が差し込むテラスで静かに読書や瞑想をする。夜はペレットストーブをつけて炎のゆらめきを眺めながらゆったりとした時間を過ごす。都会の家ではなかなか味わえない、ぜいたくな時間です。
また、セカンドホームでの食事も滞在の醍醐味です。地元の新鮮な食材を使って料理をしたり、焚き火でバーベキューを楽しんだり。都市にいる時よりも五感が研ぎ澄まされるので、自然の中で楽しむ食事は格別です。
海に、地球に受けとめてもらう感覚
せっかくSANU 2nd Homeに滞在されるのならば、山の魅力だけでなく、海の魅力もお届けしたいですね。千葉の一宮は海好きの私がイチオシのエリアです。一宮1stの敷地内に出店する「Overview Coffee Ichinomiya」のドーナツはぜひ一度食べてみてください。SANUは「Live with nature.」をコンセプトに掲げていますが、一宮に限っては「Live with Donuts.」と言いたい(笑)。
また、サーフィンを楽しむ身としては、まず「海に入る」ことの気持ちよさをお伝えしたいですね。人が多い海水浴場も楽しいですが、シーズンオフに、もちろん安全に留意した上で、膝下くらいまででもいいので海に入ってみてください。朝、陽の低いうちに海に入ると、文字通り海水に身体が包み込まれ、まるで地球に私自身を受けとめてもらっているような感覚を味わえます。雨の日に海に浮かびながら、雨粒が水面にぶつかる音を聞くと、それがホワイトノイズとなって心が洗われるような気持ちになります。「サーフィンは気持ちいいと感じたやつが幸せ」という考え方がありますが、まさにその感覚を体験してほしいですね。
都市の生活で、頑張れないときもある
自然の中に身を置くのは、大げさに言えば選択肢が無限にある世界にいるということだと思います。街中では、思い切り体を動かすことはしにくいですし、声を張り上げたら、迷惑もかかってしまう。焚き火など、当然できません。都市は“手加減”が求められます。る一方、自然の中なかはそうした制約から解放される。それを心地よく感じる人は多いのではないでしょうか。
また、都市では早さや便利さ、安さなど、気がつけばいろんなものの競争にあふれていますが、そんなに頑張れないときもありますよね。自然の中で楽しく過ごせる時間が持てたり、都市とは違う土地とつながりを持つことで、忙しい都市の価値観から切り離されて、心的な安心を得られると思います。SANU 2nd Homeが、そうしたつながりのきっかけになれればうれしいです。
私がおすすめするSANU 2nd Homeの使い方:カスタマーサクセス担当の好美日奈子さんの場合
おいしいものが充実し、自然を手軽に楽しめる八ヶ岳
このギフトでは、2回の宿泊ができるので、同じエリアに通うのもいいですし、もし2カ所を訪れるなら八ヶ岳と那須がおすすめです。
初めてSANU 2nd Homeを利用する方には、特に八ヶ岳が最適だと思います。私も頻繁に訪れるお気に入りのエリアです。中央自動車道の長坂ICを降りたら、まず「sun.days.food」でおいしいランチをいただきます。その後、ナチュラルワインの品揃えが豊富な「Soif.」でワインを購入し、「ひまわり市場」で地元の新鮮な肉や野菜を調達。道中で「コンプレ堂」のパンも手に入れられたら最高です。
セカンドホームに到着したら、簡単な料理を作りながら早速ワインで乾杯を。寒い時期ならペレットストーブをつけて火のゆらめきを楽しんだり、スピーカーでSANUオリジナルのプレイリストを聞くのもおすすめです。
夜にはぜひ焚き火を楽しんでほしいですね。焚き火にハードルを感じる方もいるかもしれませんが、キャビン内にある焚き付け用の細い薪と着火剤を使えば、あっという間に火がつきます。落ちている枝を少し炙ってマシュマロを刺せば、簡単にスモアも楽しめますよ。
ここに滞在する魅力の一つに、気軽に山頂までお散歩できる天女山があります。拠点からクルマで15分ほどの距離にあり、普段ハイキングをしない方にもおすすめです。清泉寮や萌木の村などの人気観光地もあるので、小さなお子さん連れでも安心です。
さらに、八ヶ岳には魅力的なカフェや飲食店もどんどん増えています。もともと三軒茶屋にあった「Terroir 愛と胃袋」をはじめ、おいしいもの好きに人気なお店も多く、普段使いにも特別な日にも楽しめるエリアです。
那須に行く際は、人気の黒磯で食材調達
那須も、おいしい食べ物とワインを楽しむという点では変わりません(笑)。ちなみに、SANU 2nd Homeのワインセラーには、東京・日本橋の人気店「caveman」のソムリエ、森本浩基さんがセレクトしたナチュラルワインが入っています。那須エリアでチーズを調達して、ぜひ一緒に試してみてください。(有料備品)
さて、私が那須に滞在する際は、黒磯の「KANEL BREAD」でパンやワインを調達したり、「bar Calavera」でタコスとつまむのが定番です。「NAOZO」もパンが有名ですが、飛び込みだとほぼ買えないので、事前に予約しておくと安心です。
那須は子供や愛犬連れが楽しみやすいスポットが多いほか、「Chus チャウス」というカフェや、那須塩原市の図書館「みるる」など、ちょっと仕事をしたいときにゆっくり過ごせる空間があるのも魅力です。
金曜日に移動して、週末は朝からたっぷり遊ぶ
私がSANUのキャビンに滞在する際は、仕事をすることも多々あります。その時は、北軽井沢のキャビンを利用することが多いです。
基本的に土日が休みなので、金曜日の朝にちょっと頑張って早起きし、9時には新幹線で軽井沢駅に着いて、近くのコワーキングスペース「232」で仕事をします。ランチは近所で蕎麦を楽しんで、午後もひと仕事します。
17時まで働いたら、スーパーの「デリシア」に行って食材を調達します。「サワムラ」のパンなどもおすすめですね。その後、北軽井沢のキャビンにチェックインして、ゆっくり過ごします。
金曜日にぎりぎりまで仕事をして、土曜日は朝早くから思い切り遊べるのが最高。2泊すれば、ハイキングやトレイルランニングもたっぷり楽しめます。
ーー本間さん、好美さん、ありがとうございました!