相続pedia

相続・事業承継に関する情報をまとめています。

相続pedia

相続・事業承継に関する情報をまとめています。

マガジン

  • 相続対策のノウハウ

    相続対策についての記事をまとめています。

最近の記事

法人保険は節税対策になるの?法人保険の仕組みや注意点について

 会社で生命保険に加入すると法人税の節税になる、と聞いて保険契約をしている法人は少なくないかと思います。結論から言うと法人で生命保険に加入することでの法人税の節税効果は期待できません。 確かに保険料の払込期間中は保険料を損金に参入することで法人税の金額は下がります。しかし、解約して解約返戻金を受け取った場合や万が一の事態が起き死亡保険金を受け取った時、解約返戻金や死亡保険金は法人の売り上げとなり、利益に対して課税されます。つまり、法人保険加入の効果は、課税の繰延にすぎず、節

    • 不動産の売却(土地の売却)したときの税金はどれくらい?税金対策方法はあるの?

      遺産を相続する際、相続財産に自宅などの不動産が含まれているケースはよくあります。しかし、自宅を相続したものの住むことはないので売却しなければならない、納税資金の確保のために土地を売却せざるを得なくなるなど、相続に関連した不動産の売却は様々です。ここでは、相続に伴う不動産売却を始め不動産売却に関わる税金について解説します。 1.不動産売却時にかかる税金とは?不動産売却時にかかる税金には、6種類あります。利益にかかる税金(所得税、住民税、復興特別所得税)と手続きなどにかかる税金

      • 2021年最新情報|事業承継補助金とは?申請方法等を解説

        先代の経営者から自社株を引き継ぎ会社経営を承継することも、会社という資産を引き継ぐ相続です。後継者が事業の承継をきっかけに経営革新や事業転換をする中小企業をサポートする事業承継補助金という制度があります。 事業承継補助金は、親族内事業承継を行なった場合でもM&Aで事業承継を行なった場合でも利用できます。しかし申請の条件は複雑でさまざまな資料を準備する必要もあります。ここでは、事業承継補助金の詳細とともに手続きの流れや事例などともに解説していきます。 1.事業承継補助金とは?

        • 非上場株式の評価について|相続対策に必要な対策とは

          取引相場がある上場株式は、取引所における株価という客観的数値で株価の評価が決まります。一方で、中小企業で非上場企業の株価を評価するには客観的な数値がありません。ここでは、相続の際に非上場企業の株式はどのように評価するのかを解説していきます。 1.非上場株式の評価方法とは非上場企業の株式は、国税庁が作成している「財産評価基本通達」の「取引相場のない株式等の評価」に基づいて評価することになります。 詳細は上記国税庁のホームページに詳しくありますが、取引相場のない非上場株式は、

        法人保険は節税対策になるの?法人保険の仕組みや注意点について

        • 不動産の売却(土地の売却)したときの税金はどれくらい?税金対策方法はあるの?

        • 2021年最新情報|事業承継補助金とは?申請方法等を解説

        • 非上場株式の評価について|相続対策に必要な対策とは

        マガジン

        • 相続対策のノウハウ
          14本

        記事

          法定相続人とは?その範囲と優先順位について

          親族の方が亡くなった時、誰が遺産を相続するのかが気になる方は少なくないかと思います。誰が受け取ることができるのか、民法のルール上どのような場合誰が遺産を引き継ぐのか解説していきます。 1.法定相続人とは民法で定められた相続人のことを法定相続人といいます。法定相続人の範囲に含まれている人に相続権があるとされています。法定相続人になれるのは配偶者と血族で、同じ順位の人が複数人存在する場合はその全員が相続人となります。 被相続人が遺言書を作成していた場合は法定相続人以外の人へも遺

          法定相続人とは?その範囲と優先順位について

          家屋(建物)の相続税を計算するには?相続税評価額の計算方法について

          被相続人(亡くなった人)が所有していた家屋(建物)の相続税評価額の計算方法について解説していきます。被相続人が住んでいたもしくは第三者に貸していた家を相続する場合はこの記事を参考にしてみてください。 1.家屋(建物)の定義そもそも家屋(建物)とは、このように定義されています。 建物は、屋根及び周壁又はこれらに類するものを有し、土地に定着した建造物であって、その目的とする用途に供し得る状態にあるものでなければならない。 (不動産登記規則第111条) 固定資産税の課税対象と

          家屋(建物)の相続税を計算するには?相続税評価額の計算方法について

          土地を相続した場合の税金について|土地の相続税の計算方法と土地の評価方法について

          親が亡くなり、土地を相続することになったもののどれくらい相続税がかかるのだろうか?土地を相続する場合の相続税を計算するにはまず土地自体の評価額を調べる必要があります。 ここでは、不動産(土地および建物)を相続する際にかかる相続税の計算方法について解説していきます。 1.相続税とは被相続人(亡くなった人)から相続や遺贈などにより取得した財産の価額の合計額が基礎控除額を超える場合、相続税の課税対象となります。なお、相続税は被相続人が亡くなった時の財産の時価に対して課税されます。

          土地を相続した場合の税金について|土地の相続税の計算方法と土地の評価方法について

          生命保険を受け取る時に税金はかかる?損をしないための非課税になる契約と課税される契約とは?

          今日の日本の生命保険世帯加入率は9割程度となり、多くの方が何かしらの生命保険に加入していることになります。相続においては、生命保険の保険金も課税対象になります。しかし生命保険は、その契約形態によって課税される税金の種類が変わります。どのようなケースでどう課税されるのか詳しく解説していきます。 1.生命保険で受け取るお金は、税金がかかる?かからない?冒頭でも触れましたが、生命保険で受け取る保険金や給付金には税金がかかります。ただし、契約形態や保険種類によって非課税になるケース

          生命保険を受け取る時に税金はかかる?損をしないための非課税になる契約と課税される契約とは?

          相続税の基礎控除とは?いくらまで税金がかからないか計算方法

          現在日本には約50種類の税金がありその一つが相続税です。相続税は相続などにより財産を取得した人にかかる税金で一定金額以上の財産を相続した人に納税の義務が生じます。 親や親族の相続が生じ、相続税がどれくらいかかるか不安に思う方も少なくないかと思います。相続税は、相続財産が一定の範囲内であれば相続税がかかりませんが、平成27年の税制改正により相続税の基礎控除額が少なくなり相続税を納税しなければならない人の対象が大幅に拡大しました。 ここでは、相続税の基本的な計算方法について解説

          相続税の基礎控除とは?いくらまで税金がかからないか計算方法

          相続時精算課税制度で節税はできる?得する用途・損する用途

          相続税の対策の一つに生前贈与をして相続財産を減らすという手法があります。 しかし生前贈与は贈与する財産の額に応じて贈与税がかかるので生前贈与をする際は相続税と贈与税の税率をきちんと算出した上で計画的に行わなければなりません。 ここでは、贈与税の特例である相続時精算課税制度について詳しく解説していきます。 1.相続時精算課税制度とは相続時精算課税制度とは、直系尊属である親や祖父母から直系卑属である子どもや孫へ贈与を行う際に最大2,500万円までの贈与財産にかかる贈与税が非課税

          相続時精算課税制度で節税はできる?得する用途・損する用途

          生前贈与で節税対策|贈与税の計算方法と相続税との違い

          次の世代に財産を継承する方法としては大きく二つ、生前に財産を渡す「生前贈与」と死後の「相続」です。ここでは、生前贈与について具体的な事例とともに解説していきます。 1.生前贈与とは?生前贈与は、相続税の節税対策の一つとして行われることが多く、生存中に財産を別の個人に無償で渡すことを言います。相続税の節税対策になることはもちろん納税資金の確保や財産の有効活用という点でも有効な手段です。 ただし生前贈与の際には贈与税が課税されます。年間110万円を超える贈与は贈与税の申告が必

          生前贈与で節税対策|贈与税の計算方法と相続税との違い

          「住宅資金贈与の非課税の特例」を活用した、損をしない住宅購入の方法とは?その注意事項

          子や孫が住宅購入をする際に資金援助をしたいというケースはよくあります。通常贈与をする際は年間110万円を超える場合は贈与税の課税対象となります。 しかし、住宅購入の資金として子や孫に贈与をする場合は住宅資金贈与の非課税の特例を使うことで最大3,000万円まで無税で贈与することができます。 特例を使うには要件を満たす必要があるのでまずは制度をきちんと確認しましょう。住宅資金贈与の非課税の特例の詳細について、場合によってはこの特例を使わない方が相続対策としては良いケースもある

          「住宅資金贈与の非課税の特例」を活用した、損をしない住宅購入の方法とは?その注意事項

          教育資金贈与とは?特例を使わなくても非課税にできる方法について解説

          こちらでは、主に平成25年に始まった教育資金の一括贈与に係る非課税制度と教育資金贈与信託について解説していきます。 こちらは2021年3月31日までの適用期限でしたが令和3年ど税制改正大綱において2023年3月31日まで延長されることが決定いたしました。 1.生前贈与の非課税の範囲原則1月1日から12月31日までの1年間の贈与の額が110万円を超える場合贈与税の課税対象となります。しかし、使用用途を教育資金に限定して贈与をする場合、制度を活用することで110万円を超える贈

          教育資金贈与とは?特例を使わなくても非課税にできる方法について解説

          相続税の税率は何%?税率と控除額の計算方法を解説

          財産を相続した時、実際どれくらいの税金がかかるのか不安という方は少なくないかと思います。ここでは、相続税の計算方法と納税の仕方、そして税負担を軽くするための対策についても解説していきます。 1.相続税の発生タイミング相続税が発生するのは、亡くなった人(被相続人)から各相続人が相続や遺贈などにより取得した財産の合計額が基礎控除を超える場合です。この時、財産を引き継いだ相続人には相続税の納税義務が発生します。 ・相続税の基礎控除の算出 3,000万円+600万×法定相続人の数

          相続税の税率は何%?税率と控除額の計算方法を解説

          相続の手続き期限と注意が必要なポイント

          1. 期限のある相続手続きについて相続には数多くの手続きがあり、手続き内容によってそれぞれ期限が異なります。特に期限に注意が必要な事項について確認していきましょう。 大前提として、相続対策で大切なことは誰がどの財産を引き継ぐか財産の分割をし、納税資金を確保することです。その上ででき得る節税対策をしていくことが大切です。財産の分割ができないと、未分割のまま相続税の申告期限を迎えてしまうことで損をしてしまうことがあります。相続は各手続きに期限があるので順番に確認していきましょう

          相続の手続き期限と注意が必要なポイント