魔の時間帯をどう過ごすか。

母校である大学の、工学部の図書館に貼ってあった言葉で印象的だったのが、

20時以降は考え事をしないようにしましょう

とか、そういうようなもの。最初は「?」であり、そのうちに意味がわかってなかなか・・・・ヘビーな背景があったのだ。

当時、私の大学では、特に工学部の大学院生などの自殺者が多かったのもあったせいだと思う。(実際、在学中に身近で何度か遭遇・・・)

創作など、夜中にやったほうが良い!みたいな人もいるとは思うが、その頃(今も?)夜中に大学で延々と色々やってる・・・ことは普通で、いやむしろ夜中の方が盛んで、追い詰められてたり、思い詰める人も多かったと思う。ある意味、大学生・大学院生にとっての魔の時間帯だったのだろうか。

ひととし大人になって、徹夜なんて無理だし、夜寝ないと何もできないけれど、私にとって今は、魔の時間帯は、夕方である。

一番やることがあるのに、一番疲れて眠くなる時間帯である。

昼間に寝ておけば?とよく言われるのだけど、お昼前後は全然眠くないのだよ。

前日たっぷり寝たとしても、どうしても夕方には眠くなってエネルギー切れになることが多くなった。

保育園に迎えに行った帰り。急に眠くなる。スイッチが入ったように。

そういえば、社会人になってから夕方はずっとそうかもしれない。

若い頃の、会社勤めの時は、その時間帯はサボってコーヒー飲みに行ったり、他の部署の同期に会いに行ったり買い物に行ったりご飯食べに行ったりしていたな・・・17時すぎると、車内にある畳スペースのテレビがついて、他の人はビール飲んだりして少し休んでから、また仕事に戻ったりしていた。季節の時は相撲中継なんかの音も聞こえて来たりして。

(今思えばのんびりしているね)

集中力が切れる時間帯なのである。

というか、そもそも、17時で帰るべきなんだけど。

大学に勤めていた頃は、授業も終わって、大抵、はあ〜〜、っと自分の研究室でぼーっとしている時間帯であった。

学生もいなくなり、仕事も大抵終わって、そろそろ帰ろうかなとか、残りの仕事しようかなとか、色々自由が効いたので、それほど苦痛な時間帯ではなく、むしろ開放感の時間ではあった。


今はというと、保育園も終わり、夕食も作り始めたりしなくちゃいけないし、子供をお風呂にも入れないといけない。

子供も夕方はとても機嫌が悪いことが多いので、放っておくのも難しい時がある。

朝と夕方の忙しい時間帯に子供番組が充実しているが、それも効果ない時も。

そもそも、自分が眠くてしんどい時間なので、色々精力的にできる時とできない時があり、この時ばかりは、本当に誰かもう一人大人の助けが欲しい・・・・と切実に思う。

子供がまだ赤ちゃんの頃はもっとしんどかったので、そういう活動や場を探してみたが、見つけることができなかった。

夕飯の支度を子連れのお母さん数人で協力してやってみんなで夕ご飯を食べましょうというのがあって、そういう企画いいなあと思ったが、お試しで数回行われただけのようであり、もう開催していなかった。

今は、家事代行=アウトソーシングがだんだん普及して来ているので、本当に行き詰まったら、そういう人にご飯だけでも頼むとか、シッターさんを頼むとか、できるだろう。

まだ、それは、試したことがない。

眠気が一番キツイ場合があるので、夏場はその時間帯に公園に行くという選択肢もある。このほうが眠くならない分、まだマシである。

しかし、結局余計くたびれたりして、効果的でない場合もある。

私の場合、身体的な話なので、この時間帯には思考が全く動いていないのは、幸いである。思考が動くと、きっとネガティブになるに違いないので、ろくな事にはならないだろう。

しかし、難しいなあ・・・この時間帯が近づくと憂鬱にさえなる時がある。

夕方を乗り越える、何か良い方法はないものか。

この、気だるい時間帯を、素敵に過ごす方法。まだこの方法のアイデアが思いつかない。きっとあるはずなんだけれど。


ただのボヤキになってしまった。

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