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妙に学習めいた子供用のものが多くてうんざりしている

3歳になった息子の遊びに付き合うのに、時々疲れる。いや、正直を言えば、時々じゃなくて、疲れる。

それはごっこ遊びだったり、一緒に車を動かしたりだ。

だから、一緒にやって楽しいものを探そうと思った。

私自身、工作や塗り絵、ものを作ることが好きだし、好きだった。息子も砂遊び、粘土遊びが好きだ。

だから、時々一緒に塗り絵をする。これは結構お互い楽しくできる。

それ以外に何かないか・・・と思って、本屋に行ってみた。

工作の本は、何冊か見つかった。

シール貼りの本。まあ、これも楽しそうだ。

うんと小さい子のための絵本などは、純粋に楽しくて美しいものが多い。楽しいということを前提に作られている、そして、目に美しいもの。意味のない言葉のリズム。

しかし、3歳くらいから、急に、学習めいてくる教えよう、身につけさせよう、という何かいやらしい感じが満ちてくる。


まあ、ドリルや問題集を出版しているところが出しているので仕方がないけど、シール貼りだって、タイトルが、「シールでおけいこ」とかに、なるのだ。

おけいこ・・・ね・・・・

それは買わなかった。

決まったところに決まったシールを貼って、正解!

例えば、ライオンさんのシールはどこに貼るべきかな・・・・?ライオンさんの影が書いてあるところはどこかな・・・・あっ、あったよ。ライオンさんのシール、貼れた!大正解。

そういうようなことの意味は何なのだろうか。できたからって何になるのだろう。人より少しだけ早くできたりすることはいいことなのか。

全くわからなかった。

すでにテストみたいなことを子供にさせること。私にとって耐え難かった。(これも大人の都合かもしれない。)


他にも、漢字を覚えようだの、ひらがな覚えようだの・・・・

なんか、うんざりしてしまった。


そもそも、中身を見るとあまり楽しくなさそうだ。

結局、書いてある絵を切って貼って、みたいなワークブック(これも嫌な呼び方だ)を買ってみたけれど、二回やってみたところで、こどもはあまり興味を示さなくなっている。

それは単に忘れているだけなのか、わからないけれど

大人の私もそれほど楽しめるものではなかった。

それならば、もしかしたら、雑誌や色紙やいろんなものを自由に切って貼ったりしたほうが良かったかも?

などと思った。

一歳時の時に毎月頼んでいた、あの、例のトラのキャラクターのあれ。急にこれも学習めいてきて楽しく無くなってきたのでやめた。


いつまでもいつまでも、大人の知らない世界で、自由な感覚を持っててほしい。美しいもの、自然のものをたくさんみてほしい。聞いてほしい。

感じてほしい。

私が失ってしまったものを、こどもは教えてくれるのかもしれない。

これも、大人の都合かな。

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