躁鬱奥さん♯15 壮絶な鬱②2回目の鬱は生き地獄だった
こんにちは!躁鬱奥さん★ぴーたんです。
前回は、1箇所目の主治医の対応がひどく転院したところまで書きました。
今回は、2箇所目の心療内科を受診している時の話です。
2回目の鬱は2014年
仕事のストレス、大好きな母とお姉ちゃんに癌の疑いがあり、不安が大きくてキャパオーバー。
仕事は実家の手伝いをしていたのですが、取引先の担当者がミスがひどく、損失も大きいことが多々ありました。
私は人を叱るとか苦手で。でも、指摘しないといけない。ものすごいストレスでした。
自分がしっかりしないといけないというプレッシャーが半端なかったです。
一番精神的に不安になったのは家族2人の癌の疑いです。
母はポリープでしたが、お姉ちゃんはまだ40代で乳がん、ステージ3でした。
お姉ちゃんはシングルマザーで、まだ中学生と高校生の子供がいて、支えていけるか不安でした。
なにより母娘のように仲の良かったお姉ちゃんが死んでしまうという事実に耐えられませんでした。
鬱は急激に悪化しました
・お姉ちゃんの病院に付き添うと、私が長椅子に倒れてる状態でした。
自力で座っていられないのです。
地面から手が出て引っ張られているような感覚で、起きていられない。
でも、寝っ転がっても、更に引きずり込まれるようなダルさでした。
・自分で「私、ヤバい」と分かったのが、会話のテンポでした。
のんびり屋の従姉妹はゆっくり話すのですが、すごく早く聞こえたのです。
一方で、早口の私が、すごくゆっくりしか話せない。
これはショックでした。
そして、この時の
最大の恐怖は幻覚です。
※これから残酷な写真などの描写がありますので、苦手な方は気をつけてください。画像はありません。
私の兄が反戦主義で、幼い頃から「火垂るの墓」や「風が吹くとき」など戦争関連のアニメや映画、特番を強制的に見せられていました。
それに伴い、凄惨な遺体の写真なども観ることがありました。
目をつぶると、東京大空襲で黒焦げになった焼死体の親子の写真や、「火垂るの墓」で火傷した全身包帯グルグル巻きのお母さんの姿が鮮明に浮かぶのです(近年は残酷なのでこのシーンはカットされているそうです)
節っちゃんがワンピースを着たり、頭の中でファッションショーをします。勿論、そんなシーンは映画にはありません。脳が勝手に妄想をつくりあげたのです。
24時間、グロいシーンが頭の中をぐるぐる駆け巡っているのです。
この症状を主治医に訴えても、薬を増やされるだけ。
とうとう生理も止まり、姉が主治医(男性)に伝えたところ
「生理がない方が寝てりゃいいんだから楽だろ!」とまた暴言をはかれ、違う病院を探しました。
次回は精神疾患による初めての入院です。
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