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この世界に「理想の国」なんかないんですよ


うーん。

確かに、日本の制度や日本人の国民性には一杯問題があると思うんですよ。

ただね、この頃強く思うようになってきたのは、「隣の芝生は青い」ということ。

実はね、どこの国にも問題や欠陥は一杯あって、モデルとすべき理想的な国なんかないってこと。

自分の国は細かく知ってて、どうしてもアラが見えやすくて、よその国は大ざっぱにしか知らないから、細かいアラは見えてない。それできれいに見えちゃったりする。

例えば、アメリカなんかが良い例。昔は、自由とか人権とか民主主義とかアメリカンドリームなんて言ってて、憧れる人が多かったけど、だんだん詳しく情報が入ってきたら、とんでもない国だとわかってきたでしょ?

銃で殺されるし、病院には金持ちしか行けないし、人種差別はすごいし、とんでもないヤツが大統領になるし、貧富の差は信じられないぐらいだし、狂信的な宗教国家だし、民度が恐ろしく低いし・・・・。最近じゃ「留学はアメリカ以外で」という人が激増してますよ。

そう考えたら、「日本の方がずっとマシじゃん」って思いたくなるけど、それも短絡的。やっぱり、日本もダメダメなんですわ。

だから、どこかの国をモデルにして理想を求めるんじゃなくて、「まだ見ぬより良い国を目指すべき」と、近頃思うようになりました。

ただし、その理想(ユートピア)を頭でっかちな観念論で考えるとロクなことにならないという歴史の教訓がありますから、あくまで地に足着けて「よりマシな国」を目指すのが良いのかなあ?

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