左翼の人とQアノンには親和性がある
ここ数年気になっていること。
いわゆる左派の人々で陰謀論にはまっている人が結構いる。
一般的に左派の人はマスコミ不信の人が多いから、「マスコミは真実を伝えていない」→「真実は隠されている」「真実は別にある」という思考になりがちだ。
この考え方は、陰謀論と親和性があり、陰謀論に絡め取られてしまう危険性があるのだろう。例えば、「ディープステートがアメリカを支配している」とか「ユダヤに世界が支配されている」とか。
それで、すごく不思議なことが一杯起こっている。例えば、フェイスブックの投稿なんかで、熱心に共産党を支持している人なんかが、その一方で、明らかにQアノン的な言説を述べていたりするのだ。え? あなた、Qアノンはトランプ教ってわかってる? と思わざるを得ない。
まあ、それに限らず、ネット上に数限りない情報が氾濫していて、とにかく「何が真実なのか?」がわからない世の中ではある。ディープステートにしてもロスチャイルドにしてもコロナワクチンの陰謀にしても。それで、結局、人々は「信じたいものを信じる」しかなくなっている。私自身だって、自分の判断に100%の自信はない。
そうして、違う意見を持つ人々が、お互いにいがみ合い、分断されて行く。
はっきり言えることは、インターネットはこの世界にかなり大きな不幸をもたらしたパンドラの箱だということだ。
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