福岡0-1新潟 〜アルベルト監督は理想主義か現実主義か?〜
理想主義と現実主義
世の中には2種類のサッカー監督がいる。現実主義者と理想主義者。
当初アルベルト監督は理想主義者だと思っていた。もちろん、バルセロナに携わっていたし、殆どのサポーターはそう思っていたはずだ。
開幕の群馬戦、リーグ再開後数試合のサッカーは正に理想主義者そのもののサッカーだった。ボールを繋ぎ、ボールロスト時は鬼のようにボールを回収する。得点は沢山取れた。しかし、つまらない失点も多かったのは事実。
現実主義への転換
理想主義に走っていたチームは急に方向転換した。勝点に拘り、ウノゼロで勝利するチームになった。
チーム内部でどんな変化があったか、想像は色々できる。夏場だから。選手の怪我。連戦。戦術。
しかし、大局で見ると、理想主義から現実主義へどこかで切り替わった。
現実主義から理想主義へ
そういえば、昨年のチームは逆だった。吉永監督は夏場の連敗を機に、守りを固めてカウンターする現実的なチームに切り替えた。その結果、調子は上向き、結果が出た。
そのままのサッカーを続けるかと思いきや、ホーム京都戦で理想主義的なサッカーへシフトチェンジ。秋山の台頭もあり、ボールを大切にする、攻撃的なサッカーになった。
超理想主義的サッカー
アルベルト監督が理想主義的なサッカーから、現実的なサッカーへシフトチェンジできた下地には、昨年の吉永監督の巻いた種があるからだと思う。
今、行われている事象は昨年のサッカーを逆再生しているようなものだ。
ある意味、新潟は理想主義も現実主義もどちらも出来る超理想主義的なサッカーへ変貌しているのではないか。
この、どちらも出来る感じは正にレアル・マドリー。アルベルト監督は本当は白いシャツを着ているのではないか。
シーズンの分水嶺
ここからは上位との対決が始まる。今の新潟は、理想主義も現実主義も、どちらのサッカーもできる。前半と後半で戦い方を変えることができる。
ここからはシーズンの分水嶺。昇格か、残留か。
吉永監督からアルベルト監督へ。新潟が積み上げてきたサッカーを魅せる時だ。
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