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新潟2-2長崎 〜産業サッカーの陽が昇る〜



レンタル決定力


「決定力はお金で買える」
これを正に感じる鄭大世の1点目だった。持ってる男だ。
2点ビハインドの新潟は前から圧力をかけ、長崎の3点目を水際で防ぎながら、後半ロスタイムに至恩のゴールで追いついた。
半ば捨て身の攻撃を繰り返したチームは勝点1を得た。


パワープレーのその先に

僕はいつも思う。パワープレーをして得た勝点は次に繋がるのか?という問い。
長崎戦、確かに新潟は素晴らしい反撃をみせた。
この試合はシーズンで1番重要だったと思う。カップ戦ファイナルのようにパワープレーをする選択肢は、勝点に拘る姿勢が見えて良かったと思う。
でも一方で、この成功体験が変に自分たちの理想とするサッカーに悪影響を及ぼさないかが心配にもなる。


産業サッカー

話は変わるけど、芸術を追い求めている人たちが、売れ線のアーティストに向けて「産業〇〇」と揶揄することがある。
そもそも食べるためには売れないとだし、売れてる人には売れている人なりのあがきもある。

アルベルト監督は、鄭大世というターゲットマンがきたことで、産業的なサッカーをする選択肢も得た。すごく安易に結果を出せる可能性もある。
一方で、遠い未来を見た先に、J1に定着することも重要で、そのためには芯のあるサッカーを目指す必要もある。

目先の勝点を得る為に短期的な利益を得るか。それとも、中長期的な利益を得る為に、種を蒔くのか。
この先、アルベルト監督はどうチームの舵をきるのか。

この先に

長崎戦の最後の攻撃は本当に感動した。結果も出た。
一方で今まで新潟が表現してきた志向性に悪影響を及ぼさないでほしいとも思う。
中長期的に良い結果を残すために、この先の試合をチームがどう戦うか、しっかりと見ていきたいと思う。





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