新潟2-1山口、岡山1-0新潟 〜チャンピオンズリーグの気持ちで〜



前プレとGKを含めたビルドアップ

後半に退場者が出たものの、逃げ切り勝点3を得た山口戦。
試合を振り返ると、前半30分までのゲームプランは素晴らしく、山口に何もさせなかった。
何故なら前プレとGKを含めたビルドアップが効いていたから。

逆に、破れた岡山戦。相手GKに前プレを外されて、カウンター気味に失点した。

どちらの試合も、ある意味、前プレとGKを含めたビルドアップが試合を決めた試合となった。

今シーズンのアルビレックス新潟はアルベルト監督を招聘し、新たなサッカーを構築している。
その中でも、昨年までのアルビレックス新潟にはあまりみられなかった要素がある。
それが前プレとGKを含めたビルドアップ

CLとアルビレックス新潟

アルベルト監督のサッカーの延長線上にはどんなサッカーが待ち受けているのか。
それは、いま行われているチャンピオンズリーグが表現してくれている。CLはこれからベスト4の戦いに入る。
DAZNでも絶賛放送中なので、その試合をアルビレックス新潟に置き換えて見ることも楽しい思うので、要素を抽出していきたい。

前プレ

今シーズンの戦いを語る上で、前プレは外せない要素だろう。ちなみに、前プレとは「前から行うプレッシング」のこと。新太やファビオが相手DFを追うように守備をしているが、あのことである。

ヨーロッパサッカーでは前プレを行うことはチームのオプションではなく、標準搭載だ。前プレを放棄しているチームはほぼ無い。
その中でも、CLでエグい前プレを行っているチームがマンチェスターシティ(リヨンに敗れたが)だ。ペップのチームはとにかくボールを前から奪う事に特化している。
何故、前プレが重要なのか。シンプルにゴールに近い位置からの攻撃をスタートするのが効率出来だよねってことだが、じゃあ、前でボールを奪うにはどうすればいいの?って課題が出てくる。
それは、背後のスペースを消す事だ。
シティは、相手のパスコースを消す事が非常にうまい。
そこらへんは、ネット記事やYoutubeに沢山解説があるので、参考にして欲しい(他力本願)。

新潟で例えると、相手CBに新太がプレスをかけ、パスコースを限定している。すると、相手CBはパスの選択肢が限られ、苦し紛れに出したボールを後ろに構えるSHのロメロや高木が狙ってボールを奪う。

FWが起点となり、前プレがどうハマって、どうボールを取れたのかを注目して見ると、アルベルト監督のサッカーがまた一段と面白く見えるのではないか。
今は夏場で前プレ行くシーンは少ないが、恐らく秋になり、運動量が増えてくると、猛烈な前プレを行うはずだ。


GKを含めたビルドアップ

小島や藤田が今季は起用されている。何故大谷ではなく、彼らなのか?それも、CLが答えを出している。
是非、CLを見て欲しい。きっと、GKがパスを繋ぐことでチャンスが生まれている。
この項目に関しては、次回書いていこうと思う。

CLもJ2も同じサッカー

前プレとGKを含めたビルドアップ。この要点を絞って見るだけでも、CLは楽しめるはず。さらに、新潟では誰がどう動くのか、そこまで想像しながら見れるようになると、CLはもっと楽しめるはず。
是非、CLを見て欲しい。そこには世界最高峰のサッカーがあるのだから。
そして、J2も見て欲しい。新たな観点でサッカーを感じれて、より楽しくJ2を見れるはず。





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