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愛媛0-0新潟 〜体を整える〜



今シーズンの過密日程で、コンディション調整はどのチームも苦しんでいる。
新潟はここ数試合、選手のコンディションが顕著に上がらなくなってきた。
特にこの愛媛戦は、センターバックの2人はヘトヘトで、試合終盤は全く動けない状態になっていた。

コンディション面を振り返ると

振り返れば、シーズン前半は得点が多いもの、失点の多さも目立っていた。
ハイプレスをチーム目標にしており、確かに前からボールを奪う意識が高かったものの、諸刃の剣で体力の消耗も激しく、足をつる選手が多かった。試合を通した体力コントロールに苦戦していた。

その後の8月ころ、前プレとボール保持を放棄する形を取り、試合を通してゲームコントロールすることで、体力維持を努めた。試合結果は若干安定し始めたが、ゲーム内容としては芳しくないことが続いた。

そして、最近は過密日程と遠方アウェイが組み合わさって、さらにコンディション調整に苦しんでいる。
メンバー固定しているため、フレッシュな選手が少なく、選手交代も枠を残すなど、自分たちで首を絞めている様にも見える。

アルベルト監督の課題

アルベルト監督は監督経験の少なさ原因なのか、戦術とコンディションにミスマッチがあったり、長いスパンでのコンディション調整に難があるようにみえる。

かのアンチェロッティはシーズンを戦う上でのコンディション調整の大切さを説いている。戦術面や求心力に特徴がある監督ではあるが、選手のコンディションをどうキープするかをかなり綿密にコントロールしている。

近年は戦術がサッカーの話題に上がることが多いが、人が行うスポーツなので、やっぱりコンディションは重要な要素であることは変わりない。

これも経験

シーズンを通して戦うにはコンディションは大切だ。
アルベルト監督にとっては、異国での移動の大変さや、気候適応など、難しい点も多々あったと思う。
日本での監督初年度なので、細部までのコンディションコントロールを求めるのは酷なのかもしれない。
一方で、怪我人が少なく済んでいるので、そこはとてもチームとして評価してもいいのかもしれない。
ファビオや新太がけがをしているが、外的起因の怪我であるので、そこは少し運がなかったかなと思う。

残り半分

シーズンは残り半分だ。
いまの新潟は戦術的課題はあるが、基本的にはやってることに間違いはないと思っている。
あとは、心と体を整えられるか。
心技体が一致していけば、自然と結果はついてくる。

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