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新潟1-1山形 〜ハメられた新潟、ハメた山形〜

低調な理由

アルベルト監督が試合後に言ったように、低調な試合になった山形戦。何故、新潟は調子が出なかったのか、山形に如何に対策されたのか、振り返りたい。

ハメられた前半

前節町田戦、今節山形戦の前半と守備をハメられ、新潟の攻撃は機能しなかった。その理由の一つに新潟の攻撃パターンが分析されてきたことが上げられる。
新潟の攻撃パターンは

 ・後ろからビルドアップし、ボランチがCB間に下がるなどして数的優位を保ち、パサーの前に縦パスのコースを作る
 ・SH,FWが相手ライン間に位置取り。バックラインからの縦パスを受ける
 ・楔のパスを起点にしたコンビネーションプレー
 ・至恩投入時はアイソレーションによる個の突破

これらの攻撃に対し、町田や山形の守備は、ビルドアップを封じ、ライン間に入る縦パスに対して厳しくプレスすることで、新潟のやりたいことをやらせなかった。
相手の守備のやり方を見るに、完全にやろうとしていることは読み切られているし、相手も自信を持って、素早く対応をしていた。

メタのメタ

メタとは対策をすること。
新潟の今の攻撃はメタられている。
メタに対する対策は、メタを上回るパワーを出すか、メタのメタをするか。
メタのメタとは、つまり、相手の対策の裏をかくこと。
新潟がメタられているのならば、やることはシンプル。
上回るか、逆手に取るか。


バルセロナが世界で一番メタられる存在

私がサッカーを見ている中で、バルセロナが世界で一番メタられるサッカークラブだと思う。
数々の対策に対して、ハメられたり、上回ったりしながら、バルセロナは勝ってきた。
そのバルセロナを間近で見てきたアルベルト監督なら、メタを乗り越えて欲しい。
もちろん、選手個々の能力上昇も大事だが、メタられるとわかっているなら、戦術的に乗り越えることもできると信じている。

課題を修正する姿勢

大事なのは、低調な試合をしっかり分析して、同じような試合を繰り返さないこと。
相手がハメてくるならハメ返せばいい。
過密日程の中、人を変えるのか、戦術的に修正するのか、短い練習期間でしっかり課題を克服することを求められる。

長いようで短いシーズン。ショートスパンでの修正力が、今後のシーズン成績に直結する。

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