新潟1-0松本 〜リバウンドメンタリティーと勝者のメンタリティー〜


どう戦うか

前々節3失点。前節5失点。

アルビレックス新潟にとっては、失点が重なった2試合を踏まえての松本戦となった。

しかし、失点を重ねているものの、大きく崩されるシーンは少なく、攻撃では一試合平均3得点と爆発力がある。この流れで次の試合をどのような姿勢で挑むかは難しい所があった。

例えば、攻撃は悪くないからそのまま戦う選択肢もあった。


蓋を開けてみると

新潟は田上を左SBへ配置。ボランチは秋山島田が中央をしっかり埋めて、非常に硬い試合運びをする布陣を選択。
狙いはゲームをコントロールしつつ、余計な空きを作らず、どっしりと構えたゲームをすること。

前二試合と比較すると、攻め急ぐことも少なく、テンポも抑えながら、しっかりとマイボールの時間を大切にしたゲーム運びに徹底。

リード後は、より後ろでボールを回す比重が増え、相手がプレスに来ないなら後ろで回せばいいと言わんばかりにゲームコントロールした。

クリアする所ははっきりクリアする。選手全員がその意識を統一し、まとまりながら戦うことができた。


リバウンドメンタリティー

松本戦は大きな勝利と同時に、采配がハマり、選手が躍動したことも大きな収穫になった。

まずは失点をしない事を重点においた戦い方を実践し、やり切れたこと。前の試合からメンタルを立て直し、むしろ良いパフォーマンスを発揮できたこと。
つまり、リバウンドメンタリティー。

強いチームは失敗を徹底的に潰しながら次の試合を挑める。その片鱗を松本戦で見せれたことは、シーズン通して、大きな収穫になったと思う。

この先、長いシーズン、負けることもある。でも、大事なのはそこからどう立ち直り、課題を克服するか。それが出来たのか良かった。



勝者のメンタリティー

85分あたりから、新潟は徹底して時間稼ぎをし、相手の攻撃チャンスを作らせなかった。ここはチームとして意思統一しないと出来ない戦い方。

本当に強いチームは試合の締め方がうまい。新潟はうまく試合を締めれた。リードした後の戦い方もそう。ミスのあとのリカバリーの仕方もそう。全体を通して、勝者のメンタリティーの片鱗を感じられた。



勝ち続けること

新潟のサッカーは確かに上達している。しかし、脆さも内包しているように見えた。しかし、今節は、脆さを感じさせず、大人のサッカーをすることができた。

勝ち続けることは難しい。でも、この立ち直り方をみると、シーズン通して戦えることを確信した。

試合は一試合一試合やってくる。目の前の課題を丁寧に解決しつつ、やり続けることができれば、いい未来が見えるはず。大事なのは継続。勝ち続けたい。



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