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フジ港社長ピンチ 『27時間テレビ』惨敗。『夏ドラマ』1週目視聴率オール5%台。フジテレビに訪れる「厳しい未来」

2023年春に就任したフジテレビ港社長が大急ぎで決めた番組がことごとく低迷しているのは何でなの?

「まつもtoなかい」「ぽかぽか」「オールナイトフジコ」の低迷。
春ドラマ『教場0』キムタクが福山に負けた。
夏ドラマ 月9『真夏のシンデレラ』、月10『転職の魔王様』、水曜ドラマ『ばらかもん』、そして木曜劇場『この素晴らしき世界』の4作品の低迷。
満を持して4年ぶりに打ち上げた夏祭り『27時間テレビ』の低迷。

少なくても一つ確かな事は、ジャニーズの力で衰退は止められない。更に、吉本興業芸人の力でも衰退は止められない。
日本のTV界を席巻している2社のタレントではTVの衰退は止められない。逆に、その2社の強みこそが多数派日本人が離反していく根本原因。と言っても分からないだろうけれどね。



1.歴史的惨事『夏ドラマ』視聴率オール3%台「民放最下位となることは確実」

ここ数年、TBSをも上回るドラマ制作力を発揮していたフジテレビが、急に崩れてしまったようだ。今期は民放最下位となることは確実で、そのセンスが空回りしている。

この夏、フジテレビ系でプライム帯に放送されているのは、月9『真夏のシンデレラ』、月10『転職の魔王様』、水曜ドラマ『ばらかもん』、そして木曜劇場『この素晴らしき世界』の4作品。

「なんとすべてのドラマの世帯平均視聴率が5%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区)にまで落ちているのです。

まだ序盤も序盤でこれですから、全作品が4%台になる可能性は高く、下手したらオール3%台の歴史的惨事の可能性もある。


視聴率はあまり気にしなくていい…と言われ始めている時代ですが、さすがにこれはインパクトが大きすぎる。局内でお通夜ムードが漂っているでしょうね」(週刊誌記者)

『転職の魔王様』に関しては擁護できる点が一つもないが、何かが少し違えば『真夏のシンデレラ』『ばらかもん』『この素晴らしき世界』はヒットしていたかもしれないとまいじつは報じた。



2.4年ぶりに復活するも視聴率は低迷… 番組平均視聴率は6.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)

フライデー 2023.07.24


吉本興業のオールスターが出演したが、港社長の発想である『芸人がフジテレビを復興させる』と言うシナリオ自体が破綻していると言う事なんじゃない。

今一番勢いがある芸人3組『千鳥』、『かまいたち』、『ダイアン』の3組が総合司会を務めた。
え?『ダイアン』勢いあるのか?吉本興業が推したいだけじゃないの?
個人的に魅力は感じないけれど。大阪以外の人がイメージする大阪芸人の典型、臭い。せめて、チョコプラならわかるが。

それより、松本人志率いる「ほぼごっつ」チーム(東野、今田、ほんこん、板尾、木村)も出演していたし、さんまも出演していた。

TV界の超大物が出演しても視聴者が観る気にならないと言う事は、単純に言って「飽きた」と言う事じゃないのか。
同じ人達で、同じような企画で、同じ絵で、同じおふざけなら同じ結果にしかならない・・・・・

ドリフターズの超人気番組『全員集合』でも
(全体の平均視聴率は27.3%で、最高視聴率は1973年4月7日放送の50.5%)
1985年、1969年から16年間続いた『全員集合』が終了した。

誰も認めないかもしれませんが、大阪芸人の作り出すお笑いが飽きられたと言う事でしょうね。

大阪芸人の後輩は、だれも「やすきよ」を超えられず、「さんま」を超えられず、「松本人志」を超えられない。
つまり、2番煎じでオリジナリティー感が薄い。

M1等のコンペティションも、身内の審査員が自らのビジネスの為に実施している感があって盛り上がらない。AKB48総選挙と変わらない。その流れのひとつが、ダイアン推し。

TVと言う箱(土俵)の限界が来ていると言う事。


4年ぶりに復活した『FNS27時間テレビ』が、7月22日〜23日にかけて、生放送された。

同番組は’87年からスタートしたフジテレビの看板特番の一つだが、’17〜’19年は収録放送で、’20年以降は新型コロナウイルスの影響で放送自体が見送られてきた。
今年は『千鳥』大悟(43)とノブ(43)、『かまいたち』山内健司(42)と濱家隆一(39)、『ダイアン』ユースケ(46)と津田篤宏(47)の3組が総合司会を務め、局の威信をかけ7年ぶりの生放送となった。
しかし、その結果は厳しいものとなってしまったようだ。


「明石家さんまさん(68)出演の名物コーナー『明石家さんまのラブメイト10』などの人気企画に、豪華出演者がめじろ押しというラインナップにもかかわらず、番組平均視聴率は6.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という厳しい結果でした。

前回の’19年は番組史上初の11月放送と時期的な影響も関係したかもしれませんが、平均視聴率5.8%と歴代最低を記録。前回から数字は上回ったものの、その前年の’18年の平均視聴率は7.3%でしたから、これではとても満足のいく結果とはいえません」(大手広告代理店関係者)

視聴者から支持を得られなかった原因はなんだったのか。キー局関係者が囁く。

「4年ぶりの復活と大々的に銘打って大風呂敷を広げていたものの、番組内容は物足りなさが残りました。『24時間テレビ』(日本テレビ系)と『オールスター感謝祭』(TBS系)のそれぞれの名物コーナーに、フジテレビの人気番組の『今夜はナゾトレ』や『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』を継ぎ接ぎしたような構成で、企画の練度が足りない感じは否めませんでしたね」

構成以外にも課題は多かった。キー局関係者が続ける。

「たしかに出演者自体は豪華でしたが、タモリさん(77)やたけしさん(76)、さんまさんといった過去のそうそうたる総合司会と比べると、今回の3組は知名度などがやや劣る感じは否めません。バラエティ色を前面に押し出し、フジらしさをアピールした港社長(浩一・71)の姿勢はよかったと思いますが、それで結果を出せなかったショックはかなり大きいはずです」

局として総力を挙げた特番にもかかわらず、厳しい結果に終わってしまった『27時間テレビ』。その影響は、今後のフジテレビの運営自体にも暗い影を落とす可能性があるという。

「コロナ禍による広告料収入激減という苦境にある中で、半ば強行した特番です。社運をかけたと言っても過言ではないプロジェクトでの厳しい結果ですから、港社長や上層部の進退に影響を与える可能性も少なからずあるでしょう。秋改編や年末年始特番などで、さらにフジテレビが苦境に立たされる可能性も否定できません」

逆襲を賭けた復活劇はほろ苦い結果に。この先のフジテレビの行方やいかに……。


【筆者のコメント】

港社長がやっている事を例えると、競馬で作った借金を競馬の次のレース一発でチャラにしてやる!って深みにハマっている。

「まつもtoなかい」でもいいましたが、時代が変わってしまったのだから、根本から違う発想、解体的なスキームを再構築すべき時なんじゃないかな?

TVの存在意義は何か?と言うことから考えないといけない。

もっと言うと、マスメディアのビジネスモデルが広告収入主流である限り、次の新しいメディアにはなれない。’NHKは別の意味で問題が大きいが、その話はあとで書く。

マスメディアは、政治的存在であると主張するが、在京5社あっても全部左翼的存在で、5社必要なのか?つまり、単純に需給バランスが合ってない。

1960年代に共産主義が日本国に浸透して来たが、米国の意向もあって「内部対立を作り出す事こそが外交の基本」として放置した。太平洋戦争で痛い目を見た当時の米国は、右翼系保守勢力を押さえつけたかった。自国の中は赤狩りをして、ソ連を敵国指定したにも関わらず、日本を押さえたくて左翼を放置した。

【これから書くつもりのキーワード】
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【参考】過去筆者が書いた記事



折角「エルピス」「あさがを」のような良質なドラマを作っていたのに、残念だ。

終わり

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