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【生田絵梨花】のデビューミニアルバムのリード曲「Laundry」の音楽性。ベン・フォールズ、ロバートグラスパー。

1.【筆者のコメント】
2024.03.20現在で視聴回数128,143 回。
まだまだ宣伝が足りていない様です。
そこで、リード曲「Laundry」の音楽性について少しだけ語ります。

世間一般的には、ミュージカル女優として認識されているでしょう。だから、アサヒビール食彩のCMはミュージカル風になっています。


しかし、生田絵梨花「Laundry」を聴いてもらうと、JAZZテイストで今流行りの英語交じりの日本語で歌っており、一瞬では歌詞が入ってこない。


生田絵梨花自身のライブや「MUSIC FAIR」でも披露した、JAZZのテイスト満載な「藤井風」の「何なん」のカバーしましたが、その楽曲の様だという意見もありますが、正に藤井風をリスペクトしています。


生田絵梨花がJAZZに興味を持ったきっかけは、2020年に一端中止になったミュージカル「四月は君の嘘」の共演者達と『ミュージカル「四月は君の嘘」のコンセプトアルバム(2020年12月25日 東宝から発売)のレコーコーディング吹き込みの時でした。(小関裕太、木村達成、生田絵梨花、水田航生、唯月ふうか)
参加役者の小関裕太が、休憩中にアドリブでJAZZピアノを弾きだしたのを見て、弾けることを知らなくて驚いたのと、JAZZのアドリブを奏でた事に生田絵梨花の闘争心に火が付きました。その時小関裕太に「弾けるようになってやる」と言っていた様です。負けず嫌い爆発です。


【下記の記事に書いてあります】

♯2 生田絵梨花は卒業後なぜ太田プロダクションに戻ったのか?関係者との事情を妄想してみた。

自身のブログに載せた絵
2020年05月02日 は秋元康の誕生日
秋元康とプライベートで一緒に食事へ行っていた・・・

この後生ちゃんは、コード進行の勉強すると言い出した。
生ちゃんがコード進行(音楽理論)を習得して作曲しているそうだが、例によってお漏らし生ちゃんだから「ドッペルドミナント」をネタの様に言っているのが面白い。
この時から曲つくりをしていたのでしょうね。


★コロナ禍で自宅自宅軟禁期間中、今までの10年近く大変忙しく仕事をしてきたが、ぽっかり穴が開いた様に自由時間ができてしまったが、さすが生田絵梨花何もしない事が出来なかった様で
JAZZとコード理論などの音楽理論の研究と、作曲の勉強に時間を使っていました。

その時間に、沢山のJ-POPを聴き込んでいたのでしょう。
2021年のファンクラブ限定のライブでは、「Official髭男dism」や「King Gue」や「藤井風」や「Vaundy」や「Mrs. GREEN APPLE」等の先端の楽曲を披露していました。(※1)
コロナ禍に沢山聴き込んで、その人たちの音楽理論的にも研究していたと思われます。

※1:「緑黄色社会」「あいみょん」等流行りの女性アーティストも演奏していました。「米津玄師」なんかも披露はしていませんが聴いていたでしょう。

そのライブを見ていたフジTVのデレクターから、その中で弾き語りで披露した「藤井風」の「何なんw」を「FNS歌謡祭でやってくれ」と依頼された。



2.生田絵梨花「Laundry」MV

生田絵梨花 Official YouTube Channel 2024/03/06

「Laundry」歌詞

生田絵梨花の自身作詞作曲「Laundry」MV!

「Laundry」は生田が洗濯機を眺めながら作った楽曲。
"回る"をキーワードに遊び心が詰まったMVを、洗濯機のグルーヴを感じながらお楽しみください!

「Laundry」
Words :Erika Ikuta, Junji Ishiwatari
Music : Erika Ikuta
Arrangement : MANABOON
Pf : Erika Ikuta
Bass : Masaaki Saito
Drums : Wataru Tanaka
Organ : MANABOON

回るように流れて
That is just a waste of time  
だらだらら wash my heart
あぁ 干し忘れた 生乾きlaundry
無意味なmotion やりたくない気持ち
奮い立たせて スタートボタン ほらまた
同じミス 繰り返しては呆れる日々のループ
抜け出せない あぁもう 嫌んなっちゃうよ

眺めてる 座ったまま
round and round and round 
蓋に映る 歪んだ目と目合わせて呟く
まだ見てんのかい?

回るように流れて
That is just a waste of time
da.da. だらだら 
持て余すこの時間 washed-up baby

薔薇が 香って
柔軟になれるなら
心も洗ってほしいよ 綺麗に wash my heart

間違った 畳み方 
しわくちゃ 誰にも見られやしないもん 関係ない
堂々とすりゃ 正真正銘のfashion
そのくせに ついたシミ 過去の汚れ
気になって 仕方ないの 全部洗い去って

舞い踊る Tシャツタオル靴下パジャマ
まるで ダンスパーティー
からみ合ってじゃれて 誘いかけてくる
どう?鼻歌でも

同じとこ回って
いるみたいな毎日だけど
da.la.la.la.la.la.
私も変わってく washed-up baby

湿った心広げ
ピンと干そうよ Mmmm
あれこれ 悩むのやめ
明日から get back up



3.正に現在のJPOPは、ここに向かっている。

King Gnu、藤井風…J-POPの裏には、ジャズが隠れている?江﨑文武が語る

江﨑文武(音楽家) 2023.3.16

「ジャズは一見とっつきにくいようで、今の日本のポップスとも大いに接続している音楽なんです」

そう話すのは音楽家の江﨑文武さん。小学生の頃に出会ったビル・エヴァンスの『Waltz for Debby』を機にジャズ漬けの10代を過ごしてきた彼は今、そのルーツを提げながら現代のポップスシーンにも挑み、新たな試みを続けている。

「音楽史を振り返るとJ−POPとジャズが密接だった時期が幾度かあります。そしてまさに今もそう。僕と同世代の30歳前後を中心にジャズの素養を持つミュージシャンが活躍しています」

次世代に影響を与えたグラスパーの新たなジャズ

J−POPとジャズが接近しているという今の流れを語るうえで欠かせないミュージシャンの一人がピアニストのロバート・グラスパーだ。

「ジャズミュージシャンがヒップホップにアプローチし、しかもそれを生楽器によるバンドサウンドで演るのが画期的で。2012年の『Black Radio』は、僕と同世代の多くがバイブル的に愛聴していましたね。
例えば、WONKのドラマーの荒田(洸)は、グラスパーバンドのドラマー、クリス・デイヴに心酔して、音楽どころかファッションまで彼を意識していたし、King Gnuのベーシストの新井(和輝)はデリック・ホッジに影響を受けていた。こうした“グラスパーごっこ”のようなセッションをする学生があちこちで出てきて。そんな彼らが、より多くの人に音楽を届けようと、ポップスのシーンに出ていったんです」

そうしたジャズ的素養は、WONKや、江﨑さんが共に音楽活動をするKing Gnuのみならず、ほかのミュージシャンにも見られる。

例えばOfficial髭男dismの曲には、トランペットとドラムでトラックメイクをするブラストラックスの影響が色濃く感じられます。

また藤井風くんの楽曲は、プロデューサーのYaffleさん、バックでベースを弾く小林修己さん、レコーディングメンバーの勝矢匠さんなど、大学のジャズバンドサークル出身者が脇を固めています。

あと中村佳穂さんの周辺にもジャズ出身のミュージシャンがいますね。直接的な引用はなくとも、各サウンドにはジャズのエッセンスが詰まっているんです。中村さんとは以前、ハイエイタス・カイヨーテの話で盛り上がったことがありますが、インタビューやSNSなどで、ミュージシャンやそのバックにいるプレーヤーがどんな音楽を聴いているのかを知ることから掘るのも手だと思います」

江﨑さんいわく「アメーバのように様々な音楽をじわりと侵食していくのがジャズの魅力」。身近に潜むその要素に気づくことで、ジャズの世界の入口に立てるかもしれない。

★ジャズとの結びつきが強まった、日本のポップス史における3つの年代

1950年代には、原信夫とシャープス&フラッツを筆頭に、歌手を中心にバックをビッグバンドが固めるスタイルが歌番組などで主流に。

70年代には山下達郎や荒井由実、坂本龍一らが登場。ジャズやフュージョンが席捲する当時のアメリカ音楽の影響を受けた音楽性と、プレーヤーが複数のバンドを掛け持ちするジャズ的でシームレスな活動スタイルに。

2020年代には、新たなジャズに影響を受けたミレニアル世代がポップスシーンで活躍。

生田絵梨花さん、上記の様なこれからの中心ミュージシャンに近づこうとしています。


終わり

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