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#1 『乃木坂46』再成長の為に何を考えればいいか?という前に、現在何が変化して・どんな屈折点なのだろう?

1.【筆者のコメント】
乃木坂46というグループの再成長を考える前に、今いる環境はどうなっているのか?
現在何が変化して・どんな屈折点なのだろう?という事を確認すべきである。


■その第一回のテーマ:
産業革命が行き詰った今、「新しい価値観」に注目しよう。

乃木坂が変えるべきは、『似非欅もどきや下衆(※1)なメンバーをフューチャリング』する事ではなく、「新しい価値観」を受け入れる事だ。特にZ世代を対象にするなら。

※1:自己顕示欲・承認欲求をコントロールできない人を下衆と言っている。



2.『産業革命』ってなんだったのか?

1).産業革命概要

■ 第一次から第四次まである産業革命。

第一次の発端は、1700年代後半から1800年代前半にかけてイギリスで起こりました。当時人の手でおこなっていた作業を、蒸気機関を動力として機械化し、作業能率を大幅に上昇させることに成功します。

1800年代後半に起こった第二次産業革命の中心は、アメリカとドイツです。電力を用いて、工場での大量生産が可能になったほか、化学技術の革新も進みます。

その後間をあけ、1900年代後半にコンピューターを用いて機械の自動化ができるようになると、これが第三次産業革命と呼ばれるようになりました。

そして近頃よく耳にするのが、第四次産業革命、「インダストリー4.0」です。
モノのインターネットと呼ばれるIoTによって世の中の産業構造が変わることを指します。AIによるデータ収集や解析技術が進み、人間からの指示が無くても機械が自ら動く「自律化」を目指す試みです。

5分でわかる産業革命!第一次から第四次まで、流れと違いをわかりやすく解説


■ 第四次産業革命、「インダストリー4.0」について

「IoT」とは、Internet of Thingsの略称で、「モノのインターネット」とも呼ばれています。
すべての「モノ」はインターネットに繋がり、これによって生じるさまざまな産業構造の変化を第四次産業革命というのです。

人工知能の精度をあげて人間が指示を出さずとも、コンピューターが自分で判断して最適な行動をとる社会を目指していて、具体的には、VRや会計ソフトの仕訳ルールにある学習機能などがあげられます。
すべてのモノがインターネットに繋がることで、各国がさまざまな戦略を用いて新たなビジネスモデルを創出しようとしているのです。

第四次産業革命の発端は、2011年にドイツ政府が推進した国家プロジェクトだといえるでしょう。
長らく欧州最大の製造立国の地位を守ってきたドイツですが、国内の高い人件費問題に加え、アメリカのIT企業が製造業へ参画してきたことなどに危機感を覚えます。
IoTによって人と設備が協調して動くこと、VRによるオペレーションシステムの改革、ビッグデータやクラウドを活用した管理、消費者ひとりひとりのニーズに応えるマスカスタマイゼーションを目指しています。
これにより、コストダウンや在庫の削減が予想でき、製造業の理想の形が実現できるともいえるでしょう。

第四次産業革命は、現在進行形です。今後新たな仕組みやビジネスモデルが考えられ、実際に私たちの生活に導入されることになります。

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2). 第四次産業革命で何が変わるか?

一言で言うと、正規雇用者が激減する事になる

この10年の間に、正規雇用者の労働環境が改善されました。
定時退社や有休休暇の消化や、パワハラ・セクハラ・モラハラの解消等。

しかし、正規雇用者の労働環境が改善された事は、正規雇用者の人数の削減の対価と捉えるべきで、それでごまかされている事が本来の日本としての問題でしょう。
正規雇用者だけが、労働環境が改善されますが、これからも正規雇用者が激減して行きます。

雇用契約の法改正は真近でしょう。
パートタイマーの有給休暇や健康保険への加入は、正規雇用者数を減らすための第一歩です。

逃げのびた勝ち組は、労働環境を声高に言いますが、正規雇用されない多くの若者にとって、臨時雇用のチャンスしかないというもっとひどい状態になっている事を世間は言いません。

本来の日本としての問題は、そこでしょう。

日雇いが増えたようなもの。残業が有っても、休日出勤が有っても稼ぎたいと言う人の雇用先は有るのでしょうか?「Wワーク」?
労働環境の改善は、正規雇用者の削減の対価と捉えるべきでしょう。

定型業務の合理化を進めるという事は、その先には人減らしという事になる。
河野大臣が言っていたハンコ無くせも、請求書の郵送をなくせも同じ流れだが、その先には正規雇用者の削減と言う効果を狙っている。
若者がそれに賛成していた様だが、自分の雇用される環境を狭めようとしている事を理解しての発言か?若者に限らず国民の8割はアホだ。

だからと言って、それで生まれた余裕時間や利益を「残っている労働者」に分配するとは思えない。それは、リストラで利益が増えたけれど、市場占有率が増えた訳でもなく、新規市場の開拓が出来た訳でもないからです。
企業からすると、労働者が価値を上げたわけでは無く、コストパフォーマンスがむしろ下がっているからです。
経営者はその様に考えます。

しかも、工場の海外移転による工場の臨時工ですら激減してしまった。

今後もし国内回帰する工場が有ったとしても、自動化とAI化により少数の正規雇用者しか必要なくなります。と言うか、人件費があまりかからない方法でしか国内回帰はやらないでしょう。

お掃除ロボットの普及により、お掃除おばあさんの雇用も無くなって行きます。
今人手不足なのは、配送業者だけでしょう。
配送業者が増えるという事は、中小零細小売業は淘汰されて行くという事です。そこの従業員は、amazonの倉庫でアルバイト待遇で仕分け作業に従事するしかなのでしょうか?

昭和時代のパワハラだけが切り取られて指弾されるのは違うと思います。
その時代は、「日本型雇用」である「三種の神器」と言われている「終身雇用」「年功序列」「企業別組合」という無能な社員にとっては天国みたいな三つの制度に支えられてきた雇用システムでした。

それと今でいうパワハラや長時間労働がセットであったので、媚びていじめられないようにすれば天国の様な職場でした。
他人と同じタスクを人より長時間かからないと達成できない様な無能者でも、生涯雇用が保証された良き時代です。しかも、残業代も貰えて楽ちん。
昔、「植木等」というタレントが無責任男として面白おかしくもてはやされていましたし、実際本当にダメな人が20%はいましたね。

一方、仕事の出来る人にとって、同一給与だけれど無能者の何倍も働かされていました。そういう人がパワハラだと文句を言っていたわけでは無く、任せられる範囲が増えて行くので生きがいにもなっていました。
今と違って成果も見えやすかったので、それがその時代の企業の質を上げて企業規模も拡大していきました。その中から役員等の幹部が育っていくシステムでした。

「NHK プロジェクトX」で取り上げられる人は、そういう人々ですよ。


3).未来予測をちょっとだけ

産業革命が「人類の幸せ」をもたらす存在から、人類の分断と格差を助長する存在になって行く。

後進国が人件費が低い事で、後進国に工場が移転していく業種も減って行くだろう。
又、カントリーリスクもその意思決定の大きな要因になるでしょう。
多数の国にまたがるサプライチェーンが、製造停止となり利益減を招くなら、そういう危険の低い国にしか展開できなくなります。

そういう意味でも、ブロック化が強化されるでしょう。

「中国やロシアとグローバルサウスとその支持国」 対 「英国と米国およびEC圏」の大きな分断がまずあり、後進国への人件費狙いの工場進出も減って行きます。AI化自動化出来るなら、国内回帰となります。

食料とエネルギーを囲い込む事も急速に進むでしょう。
食料の一部である、魚介類は激しい分捕り合いになり、絶滅するものも出てくるかもしれません。
食料安全保障の為に、陸上養殖も国家レベルで力を入れるべきでしょう。

エネルギー安全保障はもちろんブロック化の必須条件になるでしょう。
エネルギーの話は大きすぎる話なので別章を設けます。「グレートリセット」と言う世界的な陰謀と言うかブロック化された国同士の戦いです。
OPECプラスもブロック化の典型です。


行き詰まり

「日本型雇用」である「三種の神器」と言われている「終身雇用」「年功序列」「企業別組合」がなくなり、正規雇用者が益々減って行く事で、労働者の間の収入の格差だけでなく、労働環境の格差も広がって行くでしょう。

派遣社員として働いて、その中から正規採用になる可能性もあるでしょう。
大学生の就活自体が目に見えて減って行く可能性もあります。

終わり






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