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27時間テレビのメインMCに千鳥&かまいたちを起用  2

前章の続き


千鳥&かまいたちがバラエティー2強に! お笑い第7世代を蹴散らした“中間管理職”の絶妙


1.フジテレビが27時間テレビをここで復活させる訳テレビ局が仕掛ける「生放送の長時間番組」の裏側

村上 和彦 : TVプロデューサー、京都芸術大学客員教授
2023/02/23

“高い世帯視聴率”は見込みづらい

正直言えば、地上波テレビ自体が視聴率的に苦しい状況になっている現在、今年の「27時間」が“高い世帯視聴率”を獲得することは難しいだろう。
「千鳥の鬼レンチャン」にしても知名度が高い番組とはいえない。
普段の放送でも世帯視聴率は5~6%程度である。主に若い世代の指標となる「コアターゲット視聴率」ではまずまずの人気ではあるが、この記事を読んでいる人の中でも「鬼レンチャン」を視聴したことがあるのは少数ではないだろうか。
制作チームとしては放送までの半年間で、番組の認知度・視聴率を上げることを目指すと思うが、道のりは困難である。
おそらく「27時間テレビ」の復活を決めたのは、昨年フジテレビの社長に就任した港浩一氏だろう。

並大抵のことではないからこそ、やる価値がある

長時間の生放送を作り上げるのは、並大抵のことではない。
生放送の「27時間テレビ」となれば、7年ぶりのことで、かつてのノウハウを知る人間も減っているだろう。
だが、改めて作り上げればいいのだ。作っていくうちに「求心力」もできていくのではないか。
フジテレビと番組制作チームは、視聴率を過剰に気にすることなく(それが極めて難しいことも熟知しているのだが)、今年だけでなく来年以降もフジテレビが一丸となる指標を作り上げてほしい。
フジテレビだけではない。テレビ局には果敢に「求心力」となる番組を作ってほしいのだ。それがやがてテレビ局“内部”だけではなく、視聴者という“外部”への求心力に再び転じるのではないだろうか。


【筆者のコメント】

フジテレビが大幅な衰退している今、会社の「求心力」となる番組として「27時間テレビ」を復活させる。それがやがてテレビ局“内部”だけではなく、視聴者という“外部”への求心力に再び転じる事を期待しているらしい。

そのメインMCが『千鳥&かまいたち』なのは、今勢いと安定性の両極を持っているからだろう。

この2組が一緒にMCをしている「千鳥の鬼レンチャン」にしても世帯視聴率は5~6%程度である。主に若い世代の指標となる「コアターゲット視聴率」ではまずまずの人気ではあるが、「鬼レンチャン」を視聴したことがあるのは少数ではないだろうか。

この番組とこの2組に賭けるしかないのが、今の実態である。



2.「27時間テレビ」4年ぶり復活 千鳥、かまいたち、ダイアン起用で期待が高まるワケとは?

筆者:ラリー遠田 2023/02/25

今年の夏にフジテレビの『FNS27時間テレビ』が4年ぶりに復活することになった。MCを務めるのは千鳥、かまいたち、ダイアンの3組であり、『千鳥の鬼レンチャン』をベースにしてさまざまな企画が行われるという。
 この復活のニュースは、テレビ・お笑い好きの自分にとっては心の底からワクワクするような知らせだった。なぜなら、久しぶりにお笑い主体の『27時間テレビ』が見られるかもしれない、と思ったからだ。

80~90年代のテレビ黄金期のフジテレビは「お祭りムード」を作るのが一番上手い局だった。今では当たり前になった生放送のハプニング性を重視する番組作りや、丁々発止の芸人同士のやり取りといったものは、『笑っていいとも!』『オレたちひょうきん族』などの当時の人気番組を源流としているものだ。

 そんなお祭り大好きフジテレビを象徴する番組が、夏休みの時期にネットワーク局も巻き込んで丸一日にわたってぶっ通しの生放送をする『FNS27時間テレビ』シリーズだった。その時点で最も勢いのあるバラエティ番組とその出演者が看板になって、さまざまな企画を繰り広げる。特に、深夜枠では何が起こるかわからなくて目が離せなかった。2003年に泥酔した笑福亭鶴瓶が局部露出騒動を起こしたのも、この番組である。

 初期はタモリ、ビートたけし、明石家さんまに鶴瓶を加えた「お笑いBIG4」が、中期にはナインティナインと『めちゃイケ』チームやSMAPなどがメインを張ることが多かった。

 しかし、近年に入ると徐々にお笑い色が薄まっていき、お笑い系の企画が少なくなっていった。2017~2019年の直近3回に至っては、テーマが「歴史」「食」「スポーツ」。謎の情報バラエティ路線へと舵を切り、明らかに迷走しているように見えた。そして、2020年以降はコロナ禍の影響もあってずっと休止されていた。

 それが久しぶりに芸人メインで復活することになったのだから、期待しないわけにはいかない。『千鳥の鬼レンチャン』を軸にするというのも納得できる。

なぜなら、この番組は抜群の高視聴率というわけではないが、ネットとの親和性も高く、若い世代に支持されていて、今のフジテレビの看板を背負う資格はあるからだ。また、挑戦者が体を張ってさまざまな種目に挑むゲーム的な要素があり、生放送の大型特番にはぴったりのフォーマットである。

さらに、普段から『鬼レンチャン』にレギュラー出演している千鳥、かまいたちの2組に、新たにダイアンを加えたのも評価できる。
ダイアンのユースケはもともと番組内で声の出演をしていたが、津田篤宏は新戦力として加わることになる。この座組のキーマンは間違いなく津田である。

千鳥・かまいたちの4人の中では、濱家隆一がイジられ役に回ることが多いが、本来の濱家のポジションはそこだけではない。イジられ役として抜群のポテンシャルを誇る津田が加わることで、さまざまな可能性が広がるようになった。

 個人的には、『27時間テレビ』ではロケ要員としての津田の活躍に期待したい。千鳥やかまいたちにイジり倒され、追い込まれることで味が出る。局部露出とまではいかなくとも、それなりのパフォーマンスを見せてくれるはずだ。

 TBSの大型特番『お笑いの日2022』でも、津田はランジャタイとのコラボネタ「ゴイゴイスーミュージカル」で話題になっていた。彼には祭りの主役を張れる器があるのだ。

 千鳥、かまいたち、ダイアンの3組が作る世界観というのは、タモリやSMAPが積み上げてきたこれまでのフジテレビの王道バラエティ路線とも毛色が違うものだ。そこからどういうものが生まれるのかというのも興味が尽きない。

今夏の『FNS27時間テレビ』が、お祭りムード全開のまっとうなお笑い特番であれば、往年のファンとしてはそれだけで満足である。
(お笑い評論家・ラリー遠田)


ビートdeトーヒでいじられる濱家



【蛇足 かまいたち武道館】

かまいたち、初の日本武道館公演で『ライブコンサート風漫才』披露

日テレニュース 2023/2/3(金)

お笑いコンビ・かまいたちが2日、日本武道館で単独ライブ『DESIRE』を開催し、8500人が来場しました。

人気がない芸人”について語るかまいたち

ライブは結成20年を記念し、今後のさらなる飛躍のため、そしてより多くの人たちに“生の笑い”を届けるため、自身最大となる規模で開催されました。

集まった8500人のファン

新作の漫才やコントに加え、LUNA SEA・RYUICHIさん風の格好をしたボケの山内健司さんと、SUGIZOさんならぬHAMAZOにふんしたツッコミの濱家隆一さんと思いきや、生田絵梨花さんとのダンスユニット・ハマいくの衣装に身を包んだ濱家さんでした。

彼は曲に乗せてデビュー曲『ビートのオープニングアクトや、ライブの聖地ならではの“ライブコンサート風漫才”も披露。ネタの合間には、浜崎あゆみさん、梅沢富美男さん、 PUFFY、清塚信也さんなど豪華ゲストからのお祝いVTRも映し出されました。

さらに企画コーナーでは、キャノン砲、ファイヤーなどの特効が使われ、日本武道館ならではの単独ライブに幕を下ろしました。

最後に濱家さんは「一世一代の単独ライブでございましたが、みなさんのおかげで楽しくできました。ありがとうございました!この景色は一生忘れません!(結成)20年以降も楽しんでいただけるように頑張っていきますので、末長く応援よろしくお願いします」とコメント。
さらに山内さんも「とりあえず20年。とんでもない舞台に立たせていただきました。ありがとうございました!」と感謝を伝えました。



【ご参考】
かまいたち単独ライブin武道館『DESIRE』|前田 拓也 @taku0396 #note



終わり

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