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テレビの衰退 ♯6 『電波少年』土屋プロデュサー「一番面白い瞬間」 ひな壇タレントがうるさいだけのバラエティー番組はいらない
日頃目にする様々な事件や社会現象やマスコミの発言等に一言いいたいだけ。根性入れて批判したり戦うつもりはありません。爺の愚痴程度に思ってください。シリーズ化します。
テレビ衰退の一因。
同じような構成で同じ顔触れで同じ話題の番組を視聴者は笑って見ていると思っているのかな?
テレビを消す一因は「関心もない、見てもしょうがない番組」だからですよ!「関心が無い番組」は「見たくない番組」より救われない。
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1.テレビ業界人が今、もっとも起用したいギャルタレントは誰? みちょぱ、藤田ニコルの次にブレークしているのは……
サイゾーウーマン 村上春虎(むらかみ・はるとら) 2022/10/25
バラエティー番組がこのフォーマットで続いて行くという前提での記事。
昔は誰で、今は誰で、これからは誰。
ここに上げた人達、一人も魅力を感じないんだけれど。
ギャル以外以外にも、見たくないのは中年女性のバラエティータレント。
丸くなったMC芸人、ただうるさい、コンプライアンスを守って予定調和だらけの芸人。
2.テレビを作って来たレジェンド達が捉えていた視聴率稼げるテレビ。
普通の生活者が
①驚くような、想定外・非予定調和の様な興味を引く絵ずら
②知らない、体験した事無い、過激で危険でやれない
そんな事をやって来た。
1).猿岩石の「ユーラシア大陸横断ヒッチハイク」
■「猿岩石で感動したい視聴者を裏切るのがテレビ」 『電波少年』という名のスキャンダル番組 “禁断の裏側”とは?
『電波少年』土屋敏男プロデューサーに聞く#1
文春オンライン 2021/03/28
土屋敏夫プロデューサー曰く、
テレビは視聴者に追いつかれないよう、裏切り続けなければいけない
猿岩石でいえば、イギリスのトラファルガー広場でゴールする時がそうです。
視聴者はみんなが「感動したくてしょうがない」っていう状態で、ハンカチ握りしめてゴール特番を見守っているわけですよね。
ところが猿岩石が到着すると、「はい、終わりです」「はい、次は南北アメリカ縦断やってください」とやった。
そしたら1000本くらい抗議の電話が来ましたね。「人が感動しようとしている時に、何しやがんだ」って(笑)。
今のテレビは、1000本の抗議に耐えられない。僅か100件のSNSの書き込みにおどおどしている。
土屋敏夫プロデューサー曰く、
業界の中にいると、「こんなものはテレビじゃない、こんなものは映画じゃない」っていうことなんだろうけど、既存の価値や基準を捨てないと次のものは生まれてこないですよ。
逆に言うと新しいものを生み出すためには、すべてを捨てたり、壊したりする覚悟のある人間というか、捨て鉢な人間がいないとできない。そういう人の直感みたいなものから、次のテレビが出てくるんだと思います。
いい加減さのない、組織がしっかりしている会社からは面白いものは出てこないですよ。各局の比較でいうと「組織のTBS」といわれるくらいTBSは組織がしっかりしている。最近TBSが振るわないのはそこが原因じゃないかと睨んでいるんです(笑)。やっぱりなにか壊れた人たちや、はみ出した人たちの先にあるものが面白い。小説家だって何だって同じじゃないですか。人と同じものしか書けない者には価値がないですよね。
コンテンツを作る会社には、そういう組織からはみ出した人たちを「飼っておく」余裕が必要です。別に育てなくていいけど(笑)。「クリエイティブ企業」と「メディア企業」は違うんだということですよ。
3.【筆者の拙い提言】
土屋Pの話はごもっとだけれど、裏切りのパターンは出尽くした。
コンプライアンス的に大丈夫で、今まで見た事無い、やった事ない企画なんかあり得ない。
だから、どっかで見たもので、安全パイなモノになる。
驚きや過激さ等で視聴率が稼げない時代、せめてギャルを出して・・・
もういいよね。
それをやり尽くして、コンプライアンスや演者が可愛そうとか言うクレームに怯んで、できなくなった。
視聴者もどこかで見た様なモノだから、飽きた。
だから、予定調和な番組では、TVの出来ない過激なYouTubeに負けてしまう。
いっそのこと、送波企業、とコンテンツ製作企業と、報道企業を分社化すべきじゃないか?
送波企業は、送るコンテンツの中身に対して責務を負うのではなく、問題が有った場合にはコンテンツを差し替えるか停波措置がとれる契約にする。
コンテンツ製作会社は、どの地上波にもコンテンツ提供可能であり、場合によっては配信企業と契約。投資金額を回収する手段を組み合わせて選択できる。
【ご参考】
テレビの衰退♯4 民放キー局の第2四半期決算 2022年のテレビ局はどうなるのか
続く
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