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一言いいたいだけ。♯26 グローバリズムの限界と人口増

日頃目にする様々な事件や社会現象やマスコミの発言等に一言いいたいだけ。根性入れて批判したり戦うつもりはありません。爺の愚痴程度に思ってください。シリーズ化します。


♯26 二十六回目は

【テーマ】グローバリズムの限界ってあるのか?


1.コロナ禍で露呈したグローバリズムの弱点

柯隆が読み解く  2021年03月10日


 最後に、戦後のグローバリズムの重要なレガシーは国連憲章である。それがきちんと守られていないのは問題である。すべての国連加盟国が国連憲章を守るようにガバナンス機能を強化していく必要がある。それをきちんと守らない国があれば、脱退を勧告すべきである。そして、常任理事国の意思決定能力を強化するために、現状の全会一致から多数決に切り替える必要がある。物事が決まらない国連は権威を失うことになる。
 グローバリズムは単なるパワーゲームだけではない。成果を出さなければ、グローバリズは終焉し、国際社会は大混乱期に突入する。今はその分水嶺といえる


■筆者は、国連の変革が必要と思われるが、改革したからと言って世界の大きな課題は国連では解決しないと思っている。しょせんはパワーゲームのガス抜きでしかない。

経済ブロック化した強国連合の間ですら経済の課題を解決出来るか分からないのに、国連が機能する訳が無い。EUという経済の統治実験を見ていてそう思う。

プーチンのウクライナ進攻を見ていても、エネルギー価格の高騰の問題を見ていても、環境問題が早速巨大利権化して行く事を見ても、人間社会特に200弱の国と80億人弱の人口の増大を見ていても、何も解決しないだろうと思う。
国連の目的が、大きな戦争を防ぐ為としているなら、既に機能していない。
第3次世界大戦は始まっている。

2.世界の共通課題且つ最大の課題は『人口激増』である

CO2削減とかの問題はその下位レベルの課題である。co2削減以上の重要課題は、食料と水の確保であり、戦争するしかなくなる程の生存権の課題である。

世界人口、ピークはいつか…2064年?2100年?覇権争いや経済パワーに直結
2020/11/22 09:25


■その究極の答えであり唯一の答えは、人口削減しかない。

どの国の人口を削減するのかで大揉めするだろうが、答えはそれ以外にない。

しかし、人口は覇権を左右する大きな要素でもあるので、人口減少の政策を採用する国はないだろう。「規模」は、経済パワーに直結する要素である。

しかし、人口が多い国の中で、人口増加しても自国で資源や食料や水などの確保が出来る国は少ない。しかも、これからの時代すべての業種に関して効率化・無人化が実現されて行く事により、人口に応じた雇用が確保できる国も少なくなる。
つまり、産業全体の効率が上がり労働分配率が低下する事で失業率が劇的に上がり、人口の所得格差が広がり、個人消費が下がって行く事になりかねない。治安維持の為政府転覆を恐れて「ベーシックインカム」でも導入するか?

政治の意図とは関係なく、日本の様に人口減に陥ってしまうのは、人間の根本が利己的であり、快楽的であり、未来予測を出来ない位人間界が感情で動いているからだと思う。女性の権利増大と女性優勢な社会に成れば、子供は少なくなる。解析できない本能レベルで人口を押さえる力が内在しているのかもしれませんがね。


3.振り返って考えてみると

産業革命後のテクノロジーが招いた結果の人口増大なので、テクノロジーで解決できる限界がいずれ来るだろう。
たとえば、病気の撲滅や寿命の伸長等のテクノロジーが進展すれば反って人口問題は解決しない。
逆に、格差が増大して行く限りその高額なテクノロジーの恩恵に与かれる人口は減少して行くだろう。金で癌を克服した高須
弥先生の様に長生きも格差が出るだろう。
日本でも所得格差が広がれば、日本の皆健康保険制度は崩壊する。


■ロボットやAI等のテクノロジーの進展は単純労働者を排除する。

それが要因となって、格差問題は大きくなり食料・水やエネルギーの問題は拡大する。


■もう一つの大きな課題は、エネルギー問題である。

既に世界的なエネルギーの高騰に伴う全物価の高騰が起こっている。日本の円安要因より難問課題である。
その挙げく、先進国への違法移民とテロや戦争が増加して、世界は更に不安定になる。

大量販売できるテクノロジーやスキームが進展しても、大量消費の主体である消費力が萎んでいく。

それがグローバリズムの限界である。

神の審判とはこれなのか?


続く

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