学生のキャリア観について

新潟に移住してきてもうすぐ1年が経ちます。
コロナの影響で東京の友人にはなかなか会えず
寂しい感じもする日々です。

ただいまインターン中の大学4年生(男性)Sさん1名と共同生活をしてます
この後もNCL(next commons lab)さんのインターン関係で1ヶ月に3人の学生がきます。

まだ全員と対面でお会いしていませんが、
みなさんキャリアに関して悩みがあり、
その行動としてNCLさんのインターンをしているみたいです。
学生のキャリア観に関しては様々ですが、
首都圏ではなく新潟のまちづくり組織に興味を持つ学生さんのキャリア観は

・みんなと同じように前ならえの就活に疑問をもつ
・働きたい願望とやりたいことがないの矛盾

というものがあったり。よくよくはたらく意味や人生の意味を考える子ほど、就職活動への疑問にぶつかるのかもしれません。

この子たちに共通するのは、めんどくさいから就活をしないのではなく違和感から脱却できず、動き出しも遅くなってしまいます。
そんな悩みを持つ人と一緒に生活をして、話していると面白い発見がたくさんあります。

1つは矛盾点を抱えていることを自覚していること
「大量消費社会に疑問をもつ。利益のために合理性をもとめて機械的に動く会社で自分のはたらく意味があるのか?」
という疑問をもつSさん。
一方で、高収入を望んでいたりします。
理由は
「疑問を抱きながら社会のルールに従ってはたらくことに反対するが、
反対をするだけの知識や教養は今まで恵まれた環境で得られた。
将来子供ができたためには同等の教育そしてその子が希望する選択肢を極力叶えてあげてたいということも思っています。」

お金を稼ぐこと=会社はたらくこと
とは限らないこともみんなわかってます。

この世の中には会社に所属しないで稼いでいることも知っています。
ただそれはSさんの選択肢として現実的ではない。

この悩みが痛いほどわかるからこそ、意見を言わないようにしてできるだけ疑問を考える時間を作るようにしてます。

正解はないし答えは本人しか出せない。
それでもその人の過去を教えてもらい、思想や価値観を共有しながら
選択肢になりうることを増やすのが自分の役割。

人が押し付ける選択肢ほど価値のないものはないけど、選択肢が少ないことで良い環境にたどり着けないこともある。

人のキャリアに関わる仕事は面白い。
もっとキャリアに関して専門性を身につけないといけないと感じる今日この頃でした。


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