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総選挙が近い中での、主要政党の分析・提案

はじめに

もうじき衆議院選挙。大学では政治学を中心に学んできたので、これまでも色々と分析・意見したいことが沢山ありました^ ^
なかなか発信する機会もなかったのですが、noteを続けてきた中、ここでやってみるのも面白いかなと思い、折角なので、考えを述べてみようかなと思います^ - ^
批判的にではなく、客観的・提案の姿勢で述べていこうと思います^_^
ハラスメントになりそうな罵詈雑言や汚い言葉などは使わず、読みやすい投稿にしようと思ってます^ - ^
読んでて思想やイデオロギー的に異なる、と思う人も出るかもですが、まあ気にせず流してください笑笑

今回は、近づく選挙を控え、予測や提案をしていこうかなと思いますので、よろしくお願いします。

1 自民党
コロナ対策に専念するため、菅政権が退陣を予定し、次期総裁選が取り沙汰される中、今回4候補が出てきました^ - ^
それぞれについて私見を述べ、選挙での予想をしてみます。

・河野太郎
大臣を歴任し、抜群の発信力を誇る。現在の予想でも一番総理になる可能性が高いとマスコミから言われている。
思想的には、脱原発・選択的夫婦別姓賛成など、リベラル右派な立ち位置。
大派閥や重鎮からの支持はないが、石破茂・小泉進次郎といった人気のある候補者から支持を受けており、菅総理も支持。
この勢いで、党員票と若手国会議員票を取り込んで、一気に総理になるのが、一番可能性が高いと言える。

弱点
発信力があるが、党内での基盤が弱い。
官僚からの支持もあるとは言い難い。
大臣は勤めているが、党の要職の経験が少なく、党務のコントロールが出来るか未知数。
国民から人気のない二階俊博が支持した場合、反発もありうる

総理になったら
選挙では、発信力と勢いに任した選挙戦で戦うのが票数獲得の道。
政治は小泉政権と同じようなやり方が、この人にはあっている
党でのコントロールが効かない分は、内閣官房や内閣府を使って、政治を行うのが予想される。
菅前総理を要職につけ、バックについてもらい、小泉進次郎や石破茂なども登用して、国民の票をとる。

ただ、上手いこといかなかったら、来年の選挙で負けることもあり得る。
また、二階派が総裁選で支持していたら、二階俊博の扱いで支持率も変わるので、注意する(衆議院議長に就任させるなど、党から引き剥がすやり方をするのではないか)

・高市早苗
安倍派の後継者といえる、思想的にはバリバリ党内の右派人物。
当選すれば初の女性総理。総務大臣などの要職も歴任している。

最大派閥清和会の多くの票が流れ、また自民党内の右寄りの人は皆入れるだろう。

弱点
右寄り姿勢が目立つので、反発票が立憲や共産党に流れる
安倍政権の継承ということで、安倍晋三がキングメーカー的に見えることへの反発が予想

総理になったら
初の女性総理という最強のレガシーがあるので、おそらくそれを押し出して衆議院選挙で戦う。多分その勢いで勝てる。ただ、保守色が強いので、立憲などにもだいぶ票が流れてしまう。

安倍一派がそこそこの勢力なので党内はまだ安定するだろう。
ただ、安倍色が強いと、どうしても傀儡というふうに見えるので、そこで批判される。
また、保守色が強くなればなるほど、リベラル系の立憲が対比的に勢いをもち、それが脅威となるのは可能性大。
来年の参院選がどうなるかは、そこの部分のバランスになる。

・岸田文雄
名門派閥宏池会会長にして、外務大臣や政調会長を歴任した猛者。
総裁選に前回出たリベンジとなる。

脱二階と、今までの政権のアンチテーゼ感を出して、ある意味で党内政権交代感を出して、国民の期待を沸かせそうとしている

宏池会系は官僚出身が多いので、官僚対策は大丈夫なんでしょう、多分。

弱点
岸田自身に、リーダーシップ感がない。
どうしても縁の下感があって、勢いがない。

総理になったら
リーダーシップ感を出さないと勢いがないので、衆議院選挙勝てない可能性もあるのでは?
政策で勝負し、また、脱二階を全面に出して、今までの自民党とちゃうんですよ感を出さないと難しいかもしれない。
党内運営は、宏池会でなんとか出来そう。
内閣運営も無難にこなせるように思う。

ただ、勢いがないので、上記の「出来そう」というイメージが崩れるような政治だったら、途端に支持を失い得る危険性がある。
いかに安定した政治を行うかにかかっている。

・野田聖子
高市早苗と同じく、女性候補。幹事長代行を勤めており、これまでも大臣を務めた経験のある人物
今回ようやく推薦人が集まって立候補できた。
思想的には、河野太郎と同じくらいリベラル。
女性総理というレガシーと、リベラルさで、真ん中から左の層までをゲットできる

弱点
元旦那が暴力団員という話があり、それが致命的
もっと黒い噂が万一出てきたら、総理になっても内閣は多分吹っ飛ぶ
党内の支持基盤も、おそらく最も脆弱

総理になったら
女性総理とリベラルさで、選挙で戦うと多分立憲の票も奪って、ある程度勝てると思う。
総理就任後、党内での支持基盤を固めないと、なかなか政治は難しいだろうで、また内閣官房や内閣府側から小泉政権スタイルでないと厳しいだろう。
どれだけ、リベラル政策で戦うか、必要なら立憲も巻き込んだら、大きな政治は出来そう。
ただ、黒い噂があるのなら、それで吹っ飛ぶ可能性は大。

2 立憲民主党
旧民主党のうち、真ん中より右寄り思想の人を除いた、左から真ん中までの集まった政党。
民主党よりは一枚岩。なので、党運営は、民主党政権よりは安定するだろう。
政策も、選択的夫婦別姓をはじめ、まあリベラル政策。

弱点
とにかく民主党アレルギーがあるので、支持が固まらない。
自民党は嫌だが、民主党はもっと嫌という考えの人が多く、そのアレルギーを取らないと政権を取ることは難しい。
普天間失敗の経験から、外交でそれほど自民党との差を出せない。
外交を突かれたらキツい。

今回の選挙で
自民党単独過半数割による政権交代を共産党などと狙っている。
コロナ対策に対する国民の不満は結構あるので、票はだいぶ流れるだろうが、立憲民主党単独での過半数は困難だろう。

とにかく立憲民主党は、民主党アレルギーの除去から始めるべき。
今の立憲は、昔の民主党とは違う政党という印象を与えようと努力しており、性質もリベラルなので違うのは違うのだが、やはり元が民主党なので、元民主党という風に国民は見てしまう。
「立憲民主党は民主党とは違います」アピールはやめて、「立憲民主党は民主党時代の過ちを乗り越えた。あの時よりも良い政治をする。もう一度チャンスをください」といった、元民主党を受け入れて、それを乗り越えますのでもう一度協力してください。というアピールをした方が、政権交代の可能性はあると思える。
そこを曖昧にしたら、この先も厳しいと思う。

最後に
今回はざっと自分の考えを箇条書きで書いたような形になりましたが、おそらくこの分析は大体の人が思っていることを、そのまままとめたように思います。
他の政党も書きたかったのですが、時間がないので、今回は自民党と立憲民主党の二つだけにしました^ ^

もし政治の関係者がこれを読んで参考にしたら、光栄の極みです笑笑

今後も気が向いたら書こうと思います^ ^

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