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大学院生にもなって不登校

大学院に進学し2カ月余り、平日は基本的には研究室に行く生活をしていたのですが、ここ最近「今日は行くのやめよ…」って休んでしまうことがあります。

今日も結局行くのをやめました。
大学院生にもなって不登校かよ…

今週に入って頭痛と眩暈の頻度が高くなったのが一番の原因ですが、その他にも思い当たる節があります。
よわよわメンタルなので、楽な方を選択してしまいました。

とはいえ、最低限の授業とゼミのある日には行かないといけないので、ここらで、今の自分の状況について吐き出しておきたいと思います。
ネガティブ要素満載です、すみません。


さあ行ってみよう。


研究がうまくいかない

僕は生物系の学部出身。学部時代と同じ研究室で、他のメンバーはゴリゴリ理論系の研究をしている中、僕は実証系の研究をしている。

元々は何かしらの生物の研究をやりたいと思って入った大学で、学部で勉強してきたことはとても面白かった。しかし、これといってやりたい研究テーマというのが学部4年の研究室配属後まで決まらなかった。

結局、それまで半ば趣味のように続けていた野鳥の観察記録のデータを使って、卒業研究をすることにした。その夏の大学院試験の面接では、その研究を発展させて修士論文のテーマにすることを話した。

しかしまぁ、このデータというのがそもそも厳密な研究用に取ったデータではないということもあり、統計解析をしてもいまひとつ明瞭な結果が出ない。詳しいことは書けないのだけれど…

しかも、その研究テーマや手法が、所属研究室の研究とは若干離れているから、自分が進めない限り研究が進まない。いやいや、もちろん研究っていうのは自分で進めるものなのは分かっている。

それでも、他の研究室の人と話すと、先輩や先生がこれまで取り組んできたテーマを発展させて研究している人も多く、研究背景がしっかりしているのが分かる。

それに比べて自分は、やはり大学院生としての資質に欠けるのかもしれない。うん、研究向いてないっていうのはだいぶ前から知ってた。

英語力も弱いから論文が全然読めない、直近の研究分野の流れも把握できていない。持久力、集中力がなさすぎるから、一日の作業量が少なくて進捗が悪い。創造性に欠けるから、自分の研究のオリジナリティなんて出せるはずもなく。はっきり言って、研究に面白さを感じられない。

学部生の頃は、半分は研究手法の習得だったから、研究自体がそこまで進まなくてもあまり問題はなかった。むしろ、研究手法の習得は楽しささえあった。しかし、院生になると一定の成果が求められる。学会発表や論文執筆に向けて研究の中身を磨かないといけない。もう少し良いデータならば、解析結果が明瞭なものだったら、もう少しテンポよくそこまで進めるのかもしれない。そんな"たられば"が思い浮かぶたびに、嫌になってしまう。


どこで間違えたのか

大学院に進学しておいて良かったと思えることが、今後あるのだろうか。同級生の多くは、いつの間に就活して今年から働いている。就活は就活で大変だっただろうけれど、それでもちゃんと社会に出ている。自分はといえば、学費を払って、いやお金を借りてまで進学していた。

学部では教職課程を履修していて、理科の教員免許を取った。
取ったは良いが、卒業後すぐに教員になるという道は選択しなかった。
理系学部で教職課程をフルで取ると、学部3年の頃は専門の講義、実験、教職の講義、指導法の演習(物理・化学・生物・地学)と、とても忙しい。その頃から「この調子だと就活はできなさそう」と思い、学年の半数以上が進学するという学科の状況もあり、進学の意思を固めていた。

進学先として、もう少し研究テーマが近い他の大学の大学院を受けることも検討した。しかし、その大学は地方で、博士課程に残ってまで研究を続ける気はなく、どうせ2年後に就職するなら関東圏の方が就活をしやすいのではないかと思い、結局同じ大学の大学院に進んでしまった。


就職、できるのかな

そんなわけで進学したと思ったら、間髪入れずに就活が始まった。大学主催のキャリアセミナーに参加したり、就活サイトで適性診断をしてみたり、今はまだそれくらいしかできていない。けれども時間は待ってくれず、もう既に夏のインターンシップの募集が始まっている所もある。

オファー型の就活サイトにも登録してみた。
まだ自己PRすらまともに入力できていないのに、志望業界の情報だけでちょこちょこオファーが来る。

プロフィール写真を登録したり、頻繁にログインするとオファーが増えるらしい。なんかもう、マッチングアプリみたいだな。いやまぁ…マッチングアプリなんだけど。

これだけ自分には能力がないって言いながら、大手企業がいいとか、給料が低いのは嫌だとか、そんなことを思っていて笑ってしまう。


その他のモヤモヤ

研究室のWi-Fiがつながりにくい。一時的なものかと思っていたけどいつまでたっても治らない。指導教員に話したものの、まだ対応してくれない。Wi-Fiがつながらないと一気にパソコン作業のやる気がなくなる。どうにかしてほしいなぁ。

僕の研究室では、オンラインのタスク管理ツールを利用している。指導教員からは、研究の進捗をそこで共有するように言われている。そこで、少しばかりではあるが、進捗を共有してみた。どこまで見てくれているのかはよく分からない。週1回のゼミで対面の進捗報告はするものの、オンラインでは一方通行のことが多い。忙しいのかもしれないけれど、少しぐらいリアクションしてくれたらいいのになぁ、と思う。

院生用の部屋は、訳あって隣の研究グループと共同で使用している。
普段あまり交流はなく、別々のスケジュールで動くのだけれど、日中研究室に行く時間帯は重なることが多い。研究室に出入りする際、部屋に誰かいる時には「おはようございまーす」とか、「お疲れ様でーす」とか一応言うようにしているけれど、向こうのグループの人はあまり返してくれない。
まぁ、毎日欠かさず挨拶してくれとは思わないし、僕だってそれほど元気よく挨拶していないから何も言える立場ではないけど、たまには挨拶を返してほしいなぁなんて思っている。

他にも色々とため息をつきたくなるようなことがある。
堂々と信号無視する自転車、駅のホームの階段の登り口で横からドサドサと入ってくる人たち、何十円も値上がりしてしまってとても学生の味方とは言えない生協のおにぎり、誰々と誰々が付き合ってるとか別れたとか言い合ってる中学生、出かけようとしたタイミングで始まる雷雨…

全部が全部言語化できることではない。
いつもは黙ってやり過ごせることも、気分や体調が不安定だと全部嫌になってしまう。

まあ、大学院を中退するとかそんな勇気もなくて、これに向かって頑張るとかそんな自分軸もなくて、このままずるずると2年の歳月が過ぎていくのかもしれない。


あーあ。

そろそろ自己PRの文章を書かないとな。

明日はドラッグストアで新しい頭痛薬を買って、また自分を騙し騙し出かけようか。

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