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Teachings from Snoopy(2)

スヌーピーと聞けば、ほとんどの人が知っているキャラクターだと思う。チャールズ・モンロー・シュルツが描いた漫画『ピーナッツ』に登場する主人公チャーリー・ブラウンが飼っているオスの犬である。見た目はかわいくて作者がもともと飼っていたビーグル犬がモデルになっているという。実際に僕の実家にスヌーピーの大きなぬいぐるみがあるし、スヌーピーが描かれた文房具をいくつかもっている。

そんなスヌーピーが登場する『スヌーピーこんな生き方探してみよう』という本があり最近、手にとって読んでみた。その本の中に印象に残った部分があったので共有する。

最近、奇妙な夢ばかり見ると、ルーシーに話すシュローダー。私たちも彼のように、不思議な夢を見ると思わず誰かに話したくなるものです。人生の約三分の一を占める睡眠。私たちは眠っている間に、いくつもの夢を見ています。夢の中では、懐かしい友人と再会したり、憧れのスターとデートしたり、自分がまるで違う人間に変身したり、大きな怪物と戦ったり、空を飛んだりと、思ってもみないストーリーが展開。眠っている間のもうひとりの自分が無意識に作るドラマは、実に奇想天外でクリエイティブです。そんな夢をもっと楽しむ。今晩はどんな夢が見られるかな、と楽しみにして眠りに就く。そして不思議な夢を見たら、誰かに話をしたり、メモを取っておく。そのように夢を意識し始めると、内容を覚えていることも自然と多くなります。毎晩、誰もが必ず見る夢。それを自分が作る映画のように楽しめたら、面白いと思いませんか。

「自分だけのストーリーを楽しむ夜。」朝日新聞社、2005年04月、pp.162-163

これを読んでハッと内容を思い出したのは今日の朝だった。今日見た夢は壮大で現実では有り得ないものだったが、早速メモ帳に記録しておいた。

連日猛暑が続いているためこの時期は長時間の快適な睡眠がなかなかできない。目が覚めたり寝付けなかったりと悩まされる日々である。そんな中であっても夢を必ず見ているのが人間である。覚えていない場合もあるけれど、たしかに、記録したり誰かに話したくなる内容の時もあると思う。

「夢」=「眠っている間のもうひとりの自分が無意識に作るドラマ」という表現は面白くて、なるほどなと思った。


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