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段ボール10箱分の本を断捨離します。

たまに、ものすごく断捨離
したくなる時があります。

昨日、本をブックオフに出す
準備をしました。

未読の本もあります。
いつか読みたい、と思って
ずっと保管していましたが

「読まないな」と判断したので
思い切ってブックオフに
出すことにしました。


なぜ「もう読まない」と
思ったのか。


それは、おそらく
この本を読んだからです。

Humankind 希望の歴史 (上下)
人類が善き未来をつくるための18章
ルトガー・ブレグマン (著)
野中 香方子 (翻訳)

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Amazonの推薦コメント
「わたしの人間観を、一新してくれた本」
ユヴァル・ノア・ハラリ(『サピエンス全史』)
著者推薦

「希望に満ちた性善説の決定版!」
斎藤幸平(『人新世の「資本論」』)著者推薦

この2人が推薦するなら
間違いないですね。


内容は、
近現代の社会思想は、”性悪説”で動いてきた。
また”性悪説”を裏付けるような心理学実験や
人類学の調査がなされてきた。

として

・ミルグラムの電気ショック実験は本当か
・内戦が理由とされイースター島絶滅の謎
・スタンフォード監獄実験は本当か

などなど

私たちが人間の本質(性善説、性悪説)を
判断するときに参考にしている理論について

その元となる記録や、証言をかき集め、
著者自らが、
存命する関係者に会って話を聞き、
その信憑性を正す。

というものです。

結論から言うと
この手の実験というのは
結果ありきで

実施者の都合の良いように
集計、分析される…
というのは
まぁ、良くある話しです。

という事が詳細に書かれていました。


ショッキングな内容であればあるほど
読者は興味を引いて読みますし。

権威ある先生の研究結果なら
その後、それが標準となり
いろんな人に引用され続けるのでしょう。


また、
この本で取り上げた事例以外でも

サブリミナル効果のように
一度、その効果が一般に知れ渡った後に
「この現象の効果が出るのは〇〇の場合でした」
などと限定条件を付けたしたとしても

その訂正は、
隅々までは生き渡らないので
最初の情報が生き続けます。

また、フロイトの精神分析や
エドガー・シャインのキャリアアンカー
ホランドの六角形モデル(RIASEC)

など
今でもカウンセリングや
職業選択の場などで
広く用いらえている理論も

その元となる統計を調べると
被験者の属性の偏りに
驚かされるものです。


話しがそれましたが…
そんなわけで

Humankind 希望の歴史 (上下)
人類が善き未来をつくるための18章

を読んでいたら
「いつか読みたい」と思っていた本が
「読んでも意味ないかも…」に
変わってしまい

大量の断捨離へとつながったのでした。

多すぎるから
どうにかしたい、とは
思ってたんですけどね。

そんなわけで、私にとっては、けっこう
強烈なインパクトのある本でした。


しかし
Humankind 希望の歴史 (上下)
人類が善き未来をつくるための18章

を読むと…

Humankind 希望の歴史 (上下)
人類が善き未来をつくるための18章

に書かれている事でさえ
「本当か?」と思ってしまうから ^^;

うーーーん、どうしよう(笑)。


そこで私が導き出した結論は…

環境や状況によって
感じ方、行動、結果は変わるから
「人間の本質」なんてものは
存在しないか

存在したとしても
あまり意味はない。

「例外」しか
ありえないのかな
と思いました。

これをやったら元気になるとか
これをやったら幸せとか

そうゆうのって
人によって全然違うし
環境や、タイミングにも
左右されますよね。

「これが基準です。」
と言われても

たいていの人は
「あ、そうですか。」
「私は違います。」
ですよね。


そんなわけで大量の本を
断捨離します。


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#読書の秋2021
#Humankind