内閣人事局が作成した、管理職向けテキストを読んで
このニュースが気になったので
早速、テキストなるものを読んでみました。
国家公務員の職場環境向上へ、管理職向けテキストを作成
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国家公務員の長時間労働などが課題となる中、内閣人事局は中央省庁などの管理職のマネージメント能力を高めて職場環境の向上につなげるため、初めてテキストを作成し、今後、研修などで活用することにしています。
国家公務員は長時間労働や若手の離職の増加などが大きな課題となっていて、テキストでは、新型コロナウイルスの感染拡大を経て、職員は多様なライフスタイルや価値観を持つようになってきているとして、あらゆる職員が活躍できる職場環境が必要だとしています。
86ページと、かなりのボリューム。
これを読んで思ったのは
書いてあることは国家公務員に限らず
どんな会社でも言えることだなー
という事と。
書いてある事は、ごもっともで
大変素晴らしい内容だけど
そもそも、年功序列の
職場内政治、上司へのゴマすりで
管理職の椅子に座っている輩に
こんな事ができるわけがない。
と言うのが、率直な感想。
私の会社も
年末の評価面接の前に
評価制度のe-learningを
毎年受けさせられます。
管理職も管理職用の
e-learningを受けています。
最後に「制度を理解しましたか?」
と聞かれ「Yes!」と答えていますが
制度にそって評価されたと
思ったことは一度もない。
面接で何を言おうが
人事評価は既に決まっている。
これが正直な感想。
国家公務員とかは
もっとひどいんだろうなー。
同僚との出世競争に敗れたら
復活は無い、とか良く聞きますよね。
民間企業も、まぁ、そんな感じかも
知れませんが。
既に管理職となって、権力を得ている人に
「良い管理職になりましょう!」って
言ったって無理なんじゃないかなぁ。
出来てる人は、既に出来てるだろうし。
そもそも
こうゆうこと(マネージメント)を
ちゃんと努力して頑張ってる管理職は
ちゃんと評価される制度を作ってあげないと
頑張っただけムダでは
浮かばれないし、誰もやりません。
しかし、テキストの冒頭で書かれている
このビジュアル。
これ、大丈夫なんでしょうか?
<<悪い管理職の見本>>
悪い管理職は薄毛の男性で
趣味の悪いダブルのスーツを着ている?
決めつけ、偏見の見本…。
人物のイラストではなく
何か抽象的な、シンボルとかに
した方が良かったんじゃないかなー。
それとも、誰か、モデルがいるのかな…。
でも、このテキストは
管理職研修を実施する立場の方や
経営者の方、事業を起こそうと
考えているかたには
参考になると思いますよ!
無料なんで、ぜひ。
https://www.cas.go.jp/jp/gaiyou/jimu/jinjikyoku/pdf/h31116_houdou.pdf