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酔っ払い母としっかり娘、たまには立場が入れ替わってみるのもいいね。

昨日、久しぶりに行った居酒屋での出来事。

私はお酒が飲めないので、いつもすっぱいソーダという、ソフトドリンクを飲む。

ぴぃのコーラとパパのハイボールが揃ったところで乾杯。

お腹も空いていたし、喉も乾いていたので、ごくごくと三分の一ほど飲んだ。

すると、口の中に広がる違和感を感じた。

これはお酒だ。すっぱいサワーの方だ。

店員さんを呼び、お酒が入っているからと、すっぱいソーダに変えてもらった。

おつまみをつまみながらしばらくすると、ふと、顔が火照り、少しずつ眠くなってるのを感じた。

するとぴぃに、「ママ顔真っ赤!!」と言われた瞬間から酔っている自分に気づく。

ポーッとはしているものの、酔っ払ってるつもりはなかった。

でも、次から次へと口から出てくる言葉が、思ったのと違うのはわかる。

普段言わずに抑えてることや、失笑しか生まないような冗談、本当に心の底からどうでもいいこと。

半分寝たような体勢で、変なことを言っている自分を、心の中で突っ込んでいるのもわかった。でも止まらなかった。

ぴぃとパパはそれを面白がり、写真をとったり、私の言うことをゲラゲラ笑っている。

そのうちぴぃは、母親のように私に優しくしてくれ、冷やした自分の手を私の顔に当ててくれたり、ヘッドマッサージで酔いを覚まそうとしてくれていた。

大丈夫、あんなちょっとの量で酔っ払うわけがない。

でも、頭と心臓がドキドキして、ポーッとして、自分が自分じゃないような感覚は否めない。

なんだかうまくコントロールできないから、とりあえず素直にぴぃに甘えた。

外食に行くと、ぴぃはスマホをいじり倒し、ほとんど会話をしないけど、その時ばかりは、私に一生懸命尽くしてくれていた。

それも、なんだか楽しそうに。

2階の個室にいたから、帰り際の階段を心配して、体を支えてくれていた。

そんなフラフラしてるつもりもなかったのだけど、嬉しかった。

「ママとぴぃが入れ替わっちゃったみたいだね。」とぴぃは言った。

あぁ、ぴぃはいいママになるなぁ・・・そんなことをぼんやり思った。


一夜明けた今日、昨日居酒屋で撮った私の醜態写真を見て、またぴぃは楽しそうにしている。

「酔っ払いママ可愛かったよ。」

と言ったぴぃが可愛すぎて、時々お酒を嗜んでみようかな、とか思ってる母です。

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