ばくだん丼のお守りがあれば未来は明るい。

ぴぃが赤ちゃんの頃から行きつけの居酒屋が近所にある。

ぴぃはその居酒屋の「ばくだん丼」が大好きで、何か食べたいものはあるかと聞くと、必ずと言っていいほど「ばくだん丼」と言うし、何かしらのごほうびも「ばくだん丼」と言う。

「ばくだん」とは、生魚のぶつ切りや山芋をすったとろろや納豆などを混ぜ合わせたもの。

この前1年ぶりに学校に行った日も、頑張ったから「ばくだん丼」を食べたいと言い、電話注文してテイクアウトした。


コロナの影響でなかなかお店に行けなくなっていたけど、完全個室にしてもらえるとのことで、今日久しぶりに家族で行ってきた。

お店に入った瞬間に、ドリンクを頼むのと同時に「ばくだん」とご飯セットを頼むのが我が家流。

ご飯の上にこぼれ落ちそうなほどの「ばくだん」をのせて丼にする。余った「ばくだん」は海苔にまいて食べる。これも我が家流。

「ばくだん丼」を食べる時のぴぃは本当に幸せそう。

帰り際にいつも忙しいそうでなかなかお話しできない店長に、

「娘さん、大きくなりましたね!あんなに小さかったのに。」

と言ってもらえて、なんだか嬉しそうなぴぃは大きな声で「ごちそうさまでした!」と言ったが、声が少しかすれて恥ずかしがった。

ぴぃの成長を見守ってくれている人が、ここにもいるんだなと思うと私もなんだか嬉しかった。

近いし、大好きなお店だから、「バイトするならここだね」とか、「ぴぃがバイトの日はパパは絶対行くよ」なんて話してたら、また未来が色づいた。

ぴぃがそこでバイトしたいって言ってること自体が希望でしかなかった。

可能性しかない。最近本当にそう思う。

この先ミッケがまたどんな形で再燃しても、その時のぴぃがどんなふうに受け止めて向き合っていくか。

成長の先の可能性。

今、悲観したり、不安に思うのは全くの無意味だと、今は思う。

いつからか、書き出さなくなった「いいこと3つ」。

見つけるのが難しくなったんじゃなくて、見つけやすくなったと感じている。

わざわざ書き出さなくても、小さないいことがたくさん散らばっていることに気付けるようになった。

物事の視点が変わり、捉え方も変わったんだな。

またしんどくなったら、書き出そう。

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