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娘の絶対的信頼と絶対的安心を持ち合わせた姪っ子。

昨日から姪っ子が泊まりにきていた。

ぴぃの一個下で、一番気の合うぴぃのいとこ。

コロナのせいで、会うことすらできなかった大好きないとこ。

駅まで迎えに行き、会った瞬間から、今日駅まで送り届けるところまで、ずっとずっと楽しそうにしていたぴぃ。

どこへ行って何をするにも2人の世界で楽しみ、引率の私はほとんどいらないくらいだった。

おかげでスーパー銭湯でもゆっくり露天を楽しむことができた。


寝ている時以外はしゃべっていない時間はないんじゃないかというくらい、時間を惜しむように過ごしていた2人。

いとこを駅で見送ったあと、それまでの笑顔が嘘だったように引いていく。

家に帰るまでの間、体全体を使って寂しさを表し、静かに泣き続けるぴぃ。

ポソポソと、この2日間の楽しかったことを話してくれた。


最近、ぴぃはアニメ化していないマンガを何冊か買った。

寝る前に、いとこにその中の一冊を読ませてあげたという。

でも、その漫画はすでにいとこもお友達に借りて読んだことがあるものだったという。

ぴぃ「ぴぃだったらお友達には絶対に貸さないな・・・」

私「貸してって言われたらどうするの?」

ぴぃ「あ、ちょっと待ってね。って言って別のことしてごまかす。」

私「貸せないからうちに読みにおいで!って言ったら?」

ぴぃ「うちに来ても読ませてあげないよ。」

私「あ、そうなの?」

ぴぃ「当たり前じゃん、どんな菌がついちゃうか分かんないもん。」

私「そっか、そういうことね。」

ぴぃ「いとこには貸してあげられる。いとこは心も体も何もかもきれいだから、信用できるの。」

私「絶対的信頼ってやつね。」

そんな会話をしてたらまた、しくしくと泣き始めたぴぃ。

その涙は、いとこを見送った後の寂しい涙とは違う気がして、道の真ん中だったけど強めに抱きしめてあげた。


感情的になると、いろんな不安、いろんな寂しさ、いろんな苦しさが一気に押し寄せる。

そんな時は、無理に励ますことをやめた。

涙の理由を話してくれても、話してくれなくても、どちらでもいい。

安心感を感じてもらうだけ。

しばらく落ち込んでいたけど、家に帰る頃にはいつもの笑顔を取り戻し、いつも通りiPadという相棒と向き合う。


今度はぴぃがいとこの家にお泊まりに行く予定。

ぴぃが心から信頼を寄せ、心の底から安心して楽しめるいとこ。

お互い一人っ子だから、姉妹のようにずっとずっとこの関係でいてほしいなと思う。





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