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お友達にとってのスーパーマンになりたい娘。

昨夜寝る前にぴぃは言った。

「お友達とコミュニケーションとらなすぎて、会話のしかたが分からなくなってきた。

思ったことをすぐに言ってしまう。

おしゃべり好きだからすぐおしゃべりしちゃうんだよ。

後になって、あんな言い方したら傷ついちゃうじゃんってことに気づく。

友達との会話って難しいってすごく思う。

ぴぃのことを嫌いな人に、ぴぃのどんなところが嫌いか聞いてみたい。

教えてくれてたら直すのに。

人間関係って難しいね。もしかしたら、ぴぃは人が苦手なのかもしれない。

明日のお楽しみ会、行きたいんだけど怖くなってきちゃった。」

そう言ったままなかなか寝付けなくなった。


今日の午前中はぴぃの病院。

起こしても起きてこなかったから久しぶりに一人で行く。

帰ってくるとぴぃはまだ寝ていた。

私「お楽しみ会、まだ間に合うけどどうする?」

ぴぃ「行かない…やっぱ行く、やっぱ行かない。」

依然、揺れていた。

また布団に潜り込んだのを見て私もそれ以上は言わずに部屋をでる。

ぴぃはすぐに追いかけてきて、「やっぱ行きたい!」と言った。

ここ最近の雰囲気とは違う、行かなきゃと思って行こうとしてるのが見て分かる。

「怖い、行きたいのに怖い、どうしよう」

家を出る寸前まで不安そうにしていた。

私「どんなふうに怖いとか、何が怖いとか分かる?」

ぴぃ「分からない、でも怖いの。」

私「そっか、ただ怖いんだね。」


学校までの道のり、またお友達との話になる。

私「ぴぃのいいところは、お友達のためになると、すごいパワーを発揮するところだと思ってるよ。ママといる時には見せないパワー。」

ぴぃ「確かに。友達が困ってると代わりになんとかしてあげたくなる。」

私「お友達だけで遊びに行くと、お友達に変わって店員さんに話しかけたり、両替をお願いしたりしてあげたりとか。」

ぴぃ「ふふふ、お友達にとってのスーパーマンになりたいの。」

私「スーパーマンっていいね。」

ぴぃ「ママといるとママに甘えちゃうけど、お友達のためには頑張りたい。」

私「それ、ぴぃのすっごくいいところだよ。」

たぶんそんなところが、ぴぃの持っている以上のエネルギーを消耗してしまう一つなのかもしれない。

けど、紛れもないぴぃのいいところだから、私は改めて伝えたかった。

そして、甘えたい時はママにしっかり甘えてと。


ぴぃは気持ちを切り替えて、学校の中へ入っていった。

そして、お楽しみ会を終えて、元気に「ただいま!」と言って帰ってきた。

乗り越えた先の景色をちゃんと見てきた気がした。


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