まろやかで飲みやすいコーヒーの淹れ方

2022年1月25日 14:21

オンラインショップ、SOUNTRA COFFEE AND MUSICではまろやかで飲みやすい味わいのコーヒー豆のオリジナルブレンドを販売しています。どのような淹れ方でもまろやかで飲みやすい味わいになるよう調整しております。あなたが淹れ慣れた方法で、とにかく自由に楽しんでいただくことを優先してください。

ここでは、いつものコーヒーをさらに美味しく飲むために、当店がお客さまにお出しする際のコーヒーの淹れ方をご紹介いたします。

おひとり分 1杯 200cc・コーヒー豆 20gの設定で、お話を進めていきます。

注ぐお湯は、急いでも早くは落ちません。コーヒーの時間を楽しむ前の、コーヒーを淹れる時間。こちらもゆっくりと、楽しんでみませんか。

コーヒーを淹れるための道具

1. すべてを温める

ペーパーフィルターをセットしたドリッパーやサーバー、すべてにお湯を注いで温めます。冷たい器具で抽出を始めると味に雑味が生まれてしまいます。温めているそのあいだにお湯を沸かしたり、コーヒー豆を粉に挽いたり、準備を進めましょう。最後に、温め終えたサーバーの中に入っているお湯をマグカップに入れ替え、マグカップも温めます。

2. しっかりと計量する

毎日変わらない味でコーヒーを楽しむために、しっかりと計量しましょう。SOUNTRAのコーヒーの目安は1人分1杯200cc。結構たっぷりです。200ccのコーヒーを抽出するために、コーヒー豆は20gを使用します。300ccのコーヒーが飲みたかったら豆は30g。40gの豆の場合は400ccを抽出します。覚えやすいでしょう？これを基準にして、薄くしたり濃くしたり、あなたのお好みの味を探してみてください。

3. 良いお水を使用する

コーヒーと言えどほとんどが水分です。せっかく美味しい豆をご購入いただいたので、さらに美味しく飲むためにミネラルウォーターなどもご用意していただきたいところ。カルキ臭がなくなる浄水器などでも構いません。ミネラルウォーターは硬度50未満の「軟水」を使用していただくと、よりまろやかなコーヒーになると思います。コーヒーを淹れるためにどこかに天然水を汲みに行く、というのも楽しいですね。

4. お湯を82℃に設定する

普段よりも、かなりぬるめの温度になると思います。コーヒーって必ずしも熱々でなくても良いのではないでしょうか。コーヒーに限らず、お茶や紅茶なども、ぬるめの温度で淹れることで、素材の持つ柔らかい味の部分を抽出することができます。

沸き立てのお湯の総量の1割ほどのお水を足すと、すぐに82℃ほどになります。SOUNTRAがコーヒーを淹れる際に特にこだわっているのは「82℃」というところです。

5. 蒸らしが大切

さて、それではこれからコーヒーを淹れていきます。お湯の抽出量を計るために、計量機の上に抽出器具を乗せます。挽いたコーヒー豆をドリッパーにセットしたら、ミネラルウォーター等を沸かした82℃のお湯で蒸らしを開始します。20gのコーヒー豆に対して、2倍の量・40ccのお湯をドリッパーの中心から弧を描くように外側の8分目あたりまで注いでいきます。注ぐ時間は5秒ほど、注ぎ終えてから25秒ほど待ち、計30秒で蒸らしは完了です。この工程でコーヒーの美味しさが決まると言っても過言ではありません。お湯を含んで蒸らされているコーヒーの粉の中に、濃縮された美味しい部分があなたに抽出してもらえるのを待っています。次の最終工程では、その濃くて美味しい部分をお湯で薄めながら少しずつ取り出す、というイメージでドリップを進めていきます。

6. 抽出を始める

蒸らし終えたら、抽出を開始します。一投の抽出量は豆の量20gと同じ、20cc。ドリッパーの中心から外側に向けて弧を描くように、500円玉くらいの大きさになるように注ぎます。注ぐ時間は5秒ほど。一投を注ぎ終えたら、お湯を注いた粉の膨らみが平坦になるのを待ち、くぼみ始めたその瞬間にまた次の一投のお湯を注いでいきます。豆の量と同じお湯を5秒注ぎ、膨らみがくぼんだらまた次の一投。サーバーに書かれた200ccの目安のラインまでこれを繰り返して、完成です。200ccを抽出したら、ドリッパーにお湯が含まれていても、ドリッパーを外しましょう。