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新しいライフスタイル・テレワーク

専属の職人(施工担当)チームを2018年の秋に解散して、木造の得意な地元の建築会社を業務提携先として、2019年から再スタートしました。

当時は、自分の仕事場で防音相談を対面打合せのスタイルで行っていましたが、すでに地方の案件はテレワークですべて対応していましたので、一度もお会いしたことのない相談者と契約を結ぶことは、普通のスタイルでした。

むしろ、新しいスタイルは東京・神奈川・埼玉方面の契約者と、どのように折り合いをつけるかが課題になっていました。

緊急事態がテレワーク拡充の契機となった

今まで、担当現場へは多少遠方でも電車で通っていました。一番の遠方は栃木県、長野県でした。日帰りできれば、大阪・芦屋方面にも出張した経験があります。それが、すべて様変わりしました。

テレワークによる契約業務をご理解いただけない相談者とは疎遠になり、契約にならないことも珍しくなく、私の仕事場での打合せも大半を休止しました。現在のようなスタイルに落ち着くのには少々時間がかかりましたが、移動時間が省略できるため作業効率は格段にアップしました。

このため、一人で多くの案件を同時並行することが可能になり、契約件数は専属施工チームを抱えている頃よりも増えました。

これは提携先の若い建築士に、担当現場の施工指示や現場調査を委任することができたのが大きかったと思います。彼への指示はすべてPDFまたはJPGで資料を作って、メールで添付しました。※電話での補足説明も併用

近所や知人は私のことをどう見ていたのか

近所の人は、私のことを「開店休業状態」の自営業または「失業者」と思っていたようです(笑)。近所の知人(飲食店の経営者)は、私がウェブサイトやメールを通じて仕事をしているのを知っていたので、「あなたは特殊な建築の仕事だから例外だ」と言われました。

テレワークというスタイルが、地元や知人などの間で認識されるようになったのは、昨年からの緊急事態になって、テレビなどで盛んに取りあげられたためです。

ですが、私の契約案件は多くが地方の現場なので、開業当初からテレワークが一つの柱になっていました。だから、現在の状況に対応できたのだと思います。

ウェブサイトの変化

約5年前までは、仕事のウェブサイトはプロに依頼して構築するか、自分でひな形をアレンジして時間をかけて作り上げるという方法が主流でした。

それがクラウド型ウェブサイトサービスが流行り始め、専門的な知識がなくてもホームページやブログを作れるようになりました。お金もほとんどかかりません。構築する時間も短縮できるため、私の契約者である音楽教室の先生の大半が利用するようになりました。

ウェブサイトはテレワークには欠かすことのできないものであり、私にとっては、専業の営業マンの代わりに宣伝してくれる情報発信ツールです。

このようなウェブサイトの変革は、私のような零細自営業者にはプラス効果をもたらしました。同時に電話営業に依存していた業者は新しいスタイルに適応しなければならなくなり、ウェブサイトの専門業者は淘汰されることになりました。

とにかく、私にとって「電車で現場に通う必要がなくなった事が最大のメリット」です。

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