思い出の木造案件
東京あきる野市内の木造新築現場を担当してくれた工務店(地元の建築会社)の社長宅は、まるでアニメに出てくるようなデザインの暖炉と煙突がある木造建物でした。
*約3年前に完成した木造ピアノ室を併設した新築住宅を担当した工務店
あきる野市内でも暖炉・煙突が許可される地域に建築された木造で、これを気に入った私の契約者(施主:プロのピアニスト)が、工務店と工事契約をして、音響・防音設計を私に依頼された。
木造と暖炉が大好きな工務店
私も工務店の社長の自宅を見て、これならば木造現場を任せても大丈夫だと確信しました。
そして、出来上がった木造のピアノ音楽室(防音室)は、想定通りの性能が確保され、仕上がりも見事でした。
やはり、伝統的な木造建築が好きな業者というのは、本当に信頼できます。
その工務店の社長(大工の棟梁を兼ねる)は、人柄も誠実で素直なので、私の指示を「砂に水が染み込む」ように理解され、何も心配はなかった。
このような建築業者と提携したいと思い、打診しましたが、残念ながらあきる野市内以外の現場は担当できないということで、またあきる野市内の現場があったらお願いするという約束にしました。
木造が得意な建築業者は木造音楽室が向いている
私の防音設計は木材を多用するので、伝統的な木造が得意な大工職人と相性が良いのです。
伝統的な工法は、納まりが細かく、職人の腕が良くないと対応できないことが多いのです。見えない部分を手抜きするような業者では、ピアノ防音室も想定通りの性能を発揮できない。
必ず、音漏れや共振など不具合が出ます。
なので、地方の依頼者には、「まず、誠実で丁寧な仕事をする建築業者」を探してくださいとお願いすることにしています。
そして、木造在来工法が得意かどうかを確かめることをお勧めしています。
腕の良い職人は、木材の特性を熟知しているので、広葉樹や針葉樹の部材の長所を理解しています。
木造ピアノ室に針葉樹がマッチすることを経験的に理解しています。
腕の良い職人が居る建築会社と契約すれば安心です。
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