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サイト・プラットフォームの情報及び運営努力

ネット上のプラットフォーム(RPG等の動的コンテンツ・ウェブサイト・仮想空間における体験型サイトなど)には、チャット・ブログや通常のホームページも含まれます。動的コンテンツにはインターネットTV・双方向コミュニティサイトもあります。
共通しているのは、いずれも運営はリアルの人間が行っていることです。

重要なのは配信されたり、交換される情報の質や豊富さなどユーザーがリピートしたくなるコンテンツがあるかどうかだと思います。
たとえば、私の本業の建築の生活防音や音楽室に関するコンテンツが、もし自社の製品情報や販売ばかりで埋め尽くされていたらどうなるでしょうか?
ユーザーは段々と飽きてきますよね?

特に競合が多い商品情報ばかりだと、差別化を図ることができなくなり、情報の更新が途絶えた時点で、リピーターは消えていきます。
なので、製品の販売サイトの運営は簡単では有りません。
私の取引先の知人のウェブサイト運営も、その壁にぶち当たっています。
約20年の前ころのホームページ運営は、相互リンク先を増やして、お互いにコンテンツを紹介し合う付き合いが多かったです。
それが、現在のウェブサイト運営では希薄になり、相互の連携が少なくなっているようです。
情報提供のチャンネルが一方的なっているようです。マッチしなくなるとユーザーは離れていくわけです。

「情報の交換アクション」は、現在のプラットフォーム運営においても、極めて重要だと私は思います。自営業ですと、専従者が居なければ、チャット運営は時間的に難しいと思いますが、ブログの活用は出来ると思います。

自営業のブログ運営とRPG仮想空間の組織運営
実は、私の本業の新しい需要層(相談者・契約者)に、RPGの音楽作家・プログラマー・アニメーター・原作作家が居ます。これは3年前の緊急事態ころから増えました。
この影響で、元々好きだった原作ライトノベルや動画配信・原作アニメのプラットフォーム、原作のRPG運営に興味を持つようになりました。そこでアカウントを取得して有料コンテンツの課金も交えながら2021年の冬ころから現在までユーザーとして遊んでみました。

その中でギルド(同盟組織)運営と情報交換板(チャット・掲示板)がRPGの中に組み込まれており、運営の旧ツイッター告知とチャットAIによる情報提供やメンテ・不具合の補填交渉が並行して行われています。
*簡易的なAIが使われていますが、最終的には人間が補填を含めた決済を行っています。

要するに動的プラットフォームも通常のブログ運営も、リアルの人間が担当者として最終的な判断とオフィシャルな情報告知を行うわけです。
これがコンスタントに機能しなくなると、どうなるか?
リピーターやユーザーはフォローに不満を持つようになり、次第に減っていきます。製品・商品のバグや不良品には必ず補償・補填などアフターサービスが必要であり、このサービスを含めて、ユーザーと運営者のコミュニケーションが希薄になると商いとして致命的になります。
これがネット上の商いや仮想空間の共通な現象です。いかにリアルの人間による運営アクションが重要であるかを示しています。
プラットフォームのスタイルが変化しても、昔も今もリアルの運営者の仕事そのものは、重要性自体はあまり変わっていないのです。

ちなにみに、RPGの組織運営(ギルド)は、参加しているユーザーそのものが代表者(盟主・副盟主)となって運営します。
代表者が活動しなくなると、ギルドは廃れていき、アクティヴが減少してポテンシャルや人材の質と量が、生産性が低下します。私は一人のユーザーとして、その様子を約2年見てきました。
まるでリアルの組織運営やウェブサイトのプラットフォーム運営と似ているなと実感しました。活動が停滞する要因にリーダーのコミュニケーション能力も影響しています。非常に興味深く、自分の運営業務にも共通性があると思いました。参考になりました。

プラットフォームにおける情報提供・交換の重要性

私の本業のブログでは、主に二種類のタイプを運営しています。事務的な連絡事項を伝えるブログ、専門的なトピックを定期的に配信するブログです。

前者は随時、業務連絡を伝えるだけなので、どんな業者でもやっていることですが、これを更新していない取引先が意外と多いです。
ユーザーから見ると、活動を休止しているのか?とか、比較的新しい担当事例や分析事例、製品開発などに取り組んでいないように見えてしまうので、大きなマイナスになりかねない。
*私はこれを避けるために、業務連絡の中に、重要なブログ記事をリンクして閲覧していただけるように、随時案内しています。そうすれば、閲覧者が気づきやすくなります。

誰もがマメにキーワード検索してコンテンツを探して記事にたどり着いてくれるとは限りません。検索エンジンでは上位に該当するコンテンツがヒットしなければ、ユーザーが殆ど見てくれません。
なので、ユーザーがお気に入りに登録してくれているリピーターやフォロワーに随時、情報告知をしたほうが良いと思います。

できれば、情報交換や質問事項に対応できるブログも並行して運営すると、より多くのユーザーに情報提供を行うことが出来ると思います。その一つとして、このnoteを活用しています。
また、ホームサイトには毎月当初に1回は「防音職人だより」というニュースを配信しています。→防音職人だより

情報交換は、問合せメールに対して、できる限り相談者に関連情報を提示しながら、私も相談者から具体的な要望をお聞きすることで情報を得ています。このような地味な活動で情報交換を行っています。
もちろん、提携先とは随時、電話とメールで情報を交換して補完するようにしています。
要するにリアル担当者が、地道な情報発信と研究を止めたら、プラットフォームを活用した専門的な商いは駄目になるのです。
それにユーザーが求める専門情報がなければ、見掛け倒しの空っぽのプラットフォームです。

ウェブに詳しい知人(元音楽防音室の契約者)が、「ウェブ・プラットフォームを活用した商いはマメな更新と速やかなレスポンスが不可欠」と言います。これが出来ない人は、ウェブ活用の商いには向かないと・笑。
*オリジナルのコンテンツでなければ、相談者に対して的確なレスポンスは出来ません。
*もちろん、ユーザーもオリジナルコンテンツを見極める努力は必要です。

どんな分野でもリアル人間が運営する努力をしなければ、廃れる・淘汰されると思います。約20年経過した、私の本業でも変わらないですね。
ウェブサイトや動的プラットフォームは、まるで生き物のように、大事に育てていくことが基本です。
来年(2024年)も、私の商いはウェブサイトを中心に動いていくと思います。

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