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小さな相談でも大事にする理由

取引先や知人、提携先の建築士だけでなく、相談者ご自身から言われたことがありますが、「多くの防音工事の実績があるのに、少量の防音材・DIY対策のアドバイスのサービスを続けるのですか。小さな取引で申し訳ない。」と。

これは、私がお金がなくて(今もないですが・笑)、防音工事を依頼できない時に、現在の取引先メーカーの防音材会社に、個人的に資材提供を受けた経験があるからです。小さな取引でも大事にしてくれた先代の社長が亡くなってからも、私は恩義を忘れずに現在のメーカーと付合っています。

小さな相談でも、丁寧に対応すると、それが種まきになり、いつか立派に育って花が咲くからです。先月契約した木造防音室の職人がそうでした。数年前に電話での質問に対応して、丁寧に説明したことを本人が記憶されており、数年間費用を貯めて、必ず「防音職人」に依頼することをすでに決めていたと言われました。

金額の大小で契約を決めてはならない

これは私の創業時の「理念」です。誠実な相手には、誠実に対応して応えるというのが、私の初心です。

今年もビッグマウスな相談者は、去っていきました(笑)。

モチベーションを下げるような人には興味がないので、見積もりの前段階で辞退することもあります。今年は、提案書の段階で内容を懸命に理解しようとうする相談者に恵まれて契約件数は、昨年の同時期を上回りました。

「初心」と「理念」を忘れると、ろくなことはないです。知人建築士を見ると年齢は関係ないです。その人の頭の中身の問題です。相手を金額で判断してはならないという反面教師として、私には重要な人です(笑)。そして、約束は守るために有る。

オリジナリティを大事にする

小さな案件でも、自分のオリジナルの提案と資材を提供するのが自分流です。モノマネはしない。

一方で苦戦しているのが知人職人(自営業)です。私のコンテンツのコピーを採り入れているので、閲覧者が本家の私の方のホームサイトと見比べます。本人には「自分の言葉で表現しないと、相手の心には響かない。」とアドバイスしました。

これは経験して、自分で試行錯誤するしか無いです。

これだけ世の中、デフレや不景気になると、人様と同じ様なメニューを並べても差別化は難しいです。

実績作りには、年数がかかります。一朝一夕では無理です。

ウェブサイト・ブログのアドバイス

いつも提携先の建築士にも言いますが、文章は多少ヘタクソでもいいから、自分の実例と自分の言葉で表現することが重要と伝えています。

国語能力の個人差は簡単には埋めることはできませんが、相手の心に響く言葉を伝えることは出来ます。

ウェブサイトの価値は「コンテンツ」と「実績」そのものです。賢い閲覧者は、必ず理解してくれます。

私のような零細業者は、値段勝負しても意味ないです。中身で勝負するしか無い。これも経験を積み重ねていくと分かります。

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