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保活(保育園を探す活動)とは、親にとって、子供にとっての将来を少し立ち止まって考える時期

まえおき

私のノートには連載し(ようとし)ている記事がいくつかあります。

が、今回は、連載記事の執筆の手を止めて、今まさにこの時期、保活に励んでいる同志のパパママさんや今後いつか保活をするママパパさん、また現代の子育てファミリー事情に興味がある方と気持ちを共有したくて、この記事を書きます。

✳︎注意✳︎ 保活に対する気持ちを綴る部分が多いですので、保活に有効な情報源にはならないかもしれません。時間を無駄にしてしまうといけないので、先に申し上げます!

ここからが本題

どこの自治体でも、12月中旬で来年度の保育園入園の第一次希望が締め切られるのでしょうか。今、私が住む自治体では、申し込み用紙の配布が始まり、今まさに、連日保育園の見学に行っている最中です。

もともとこだわりの強い私は、子どもの教育のこととなると、本当に色々考えてしまって、希望園がなかなか見つけられません。

我が子が赤ちゃんだった3年前、モンテッソーリ教育の存在を知り、何冊か本を読んで、小さく生活の中に取り込み、子どもが好奇心を満たせるような家庭環境を作ることを心がけてきました。モンテッソーリ教育を語れるほど、大したことをしたわけではなく、ただ、生活のサイズを子どもの目線に合わせただけです。(洗面台や洋服の収納など日常生活に必要なものを子どもの高さに合わせたり、おもちゃ・絵本収納をわかりやすくしたりしたくらいです ^^;)

教具らしいものはあまり取り入れず、自然の中で感性を育んで欲しかったので、近くの自然公園によくお散歩に行っていました。声がけに関しては、なるべく子どもの意見を聞くようにしていました。これだけで、割とうまく行っていました。2歳までは。。。

子育ては自分育て

子育ては自分育てという言葉を聞いたことがあるでしょうか。

本当に一筋縄ではいかないですよね。教員経験があるので、いざという時は、凛として、感情的にならずに対応しようと思っても、24時間365日数年間のこととなると、全ての事態に丁寧に、冷静に対応することがどれほど難しいことか。

2〜3歳時期の子育てを経験して初めて、街で、店で、公共交通機関で、泣き叫ぶ子どもを前に、イライラした声で怒ったり、困って立ち尽くしたりしていたお母さんたちの気持ちが分かりました。あのモードは、親だろうと、誰だろうと、どうにもなりませんよね。私もお母さん道を通り、年少を目前に控えた子どものために保活をしているところです。

ちょこちょこ読んでいたモンテッソーリの本の内容、声がけの仕方の本の内容、子育て講座の内容など、とっくに忘れ、というか、ストレスと疲労でそこまで頭が回らない状態で、こちらもきついときに、泣き叫び続けたり、なかなか寝ない我が子に感情的に接したことも何度もありました。

叱っては、反省し、反省しては、またイライラしてしまうループ。第2子の妊娠から産後の数ヶ月までは、家庭保育の毎日が本当に辛かったです。産後は、夜な夜な泣いていました。

そんな日々を過ごし、最近は産後から数ヶ月経ち、感染症も落ち着いてき始めたこともあって、少し気持ちにゆとりが出来つつあります。

そのタイミングで始まった、保活。

これまで自分が大事にしてきたこと、猛省したこと、これから大事にしていきたいこと、全てを振り返る日々が始まりました。

希望園を決めるということ

保育園って、日々の送迎、体調不良でのお迎えなどを考えると、自宅と職場からの距離が近いにこしたことはありませんが、我々夫婦の職場と現時点での希望園が遠いです。子どもに自然保育を経験してもらいたいことを優先するか、交通の利便性を優先するか、先生、園の雰囲気を優先するか。

ここまでお読みの保護者のみなさまにおかれましては、色々ご考慮なさって、園を選択されてらっしゃると思います。それぞれの選択が全て正解ですよね。

そう頭で分かってはいても、色々考えすぎて、私はどうも結論が出せず、申し込み用紙の希望園欄は、まだ空白です。(^^;)

しかも、来年度は、自営業兼臨時採用になるかもしれないという、何とも認可保育園激戦区では、厳しい立場に立っています。必死にリサーチして、考えて、希望を書いたとしても、希望園に入れる可能性は低いかもしれません。

さて、まだ結論の出ない、保活。何を基準に園を決めるか。。。

子どもと一緒に見学に行っては、在園児のみなさんと遊ばせてもらっていますが、最終的には、子どもが楽しい、また行きたいと言った園、先生方が子どもの意思を尊重するように柔らかく話しかけてくださる園、そして習い事やカリキュラム(教育も大事なのですが)よりも、子どもの興味や好奇心を優先させてくれる園を選びたいな、と今書きながら考えがまとまりました。(アウトプットって、すごい!)

大事にしたいと思っていること

別記事にも書きましたように、上の子は少しずつ、自分で工作をしたり、絵を書いたり、歌を作って歌ったり、じっくりと絵本を見つめてストーリーを解釈したりと、自分の世界に没頭する時間が少しずつ出来てきました。

そう、この没頭する時間こそ、私がこれまでも、これからも、子どもたちに確保してあげたいものなのです。(壁紙を破られるのは、もう勘弁してほしいですが (上記記事))

ディズニーのソウルフル・ワールド(原題:Soul)をご覧になった方、またご自身でご経験になった方にも分かっていただけると思いますが、あのゾーンに入る感覚です。私は、集中して本を読む時、ピアノを弾く時、自然の中で思いにふける時、片付けをする時によくゾーンに入ります。自分の思考や感覚の深いところで、耳を澄まして無音を聴くような、あの感覚。あの感覚を、子どもたちにも知ってほしい。

だから、保育園でも、出来たら、子どもが集中して取り組みたいことを温かく、ちょぴっと離れたところから見守ってくれたらありがたいなあ、と思うのです。


どこの園に決まっても、ご縁があったからこその出会い。

ご縁のあった方々と、子どもの心がたくさんの素敵な思い出でいっぱいになってくれたら、親としては、最高に幸せです。

と願いながら、明日も見学に行ってきます。

それでは

瞬間を楽しみ、人生を楽しみましょう。
Enjoy your moment, enjoy your life.

文 Coco




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