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小学生時代

引き続き、内気で大人しめの性格のまま学生生活を送っていく。

それでもそれなりには楽しんでいた気がする。悪い思い出は忘れてしまっているのかもしれない。

小3の時を覚えている。
道徳っぽい授業の時に自分が手を挙げているシーンと終わりの会的な時に自分の意見を発表しているシーンだ。

どうやら、この挙手すること自体が私には珍しいことであったようだ。
内気だった少女が、少しずつ自分の意見を言えるようになって来た兆しが見えている。

とは言え、それでもまだまだ弱かったので、高学年辺りには学校で仲の良かった子から虐められたりもするのだ。
学用品を隠されたり、細かいものがいっぱい入っている裁縫箱を机から落とされたり、臭いと言われたり、まぁ陰気ないじめを受けていた。

ずっと我慢をしていた。

卒業までの我慢だ、クラスが変わればこのいじめもなくなる我慢だ。
と言い聞かせた。

一方、学校以外ではと言うと、小5の時に初めて家に転がっていた

ギターを手にし始めたのだ。

これが後々の私のスタートになっている。

音楽は好きで、当時の歌謡曲やアイドル曲、洋楽に至るまでほどよく聴きながら、バンドにも興味持ち始め、ギターで簡単なコード弾きを練習し始める。
全く下手なのだが、もうそれはそれは楽しくて仕方なかった。
毎日毎日ギターやキーボードで遊んでいた記憶がある。

こうなってくるとバンドを組みたくなってくる。
周りに声をかけた。
誰もまだどうやってバンドを結成して練習していったらいいか。
なんて知る由もなかった。

当時はまだ携帯もパソコンもなく、ネットで調べるなんてことも出来ず、親も姉妹も音楽の先生も誰も知らず、悶々としながら途方に暮れる毎日だった。

つづく。

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