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エヴァンゲリオンと感想 第拾八話

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

bowです。

前置き

 前回は第拾七話「四人目の適格者」のあらすじと感想をお届けしました。鈴原トウジがエヴァンゲリオン3号機のパイロットとして選ばられ、それを取り巻く情景を描いた回でした。
 今回は第拾八話「命の選択を」をご紹介いたします。

第拾八話「命の選択を」

上空。参号機を載せた輸送機。その進路上に積乱雲が発生。
輸送機はその中を抜けていく。

ミサトのマンション。
玄関先で、シンジとミサトが互いに言葉を放つ間合いを図っている。
暫しの沈黙。二人同時に口を開く。
ミサトに促され、シンジは相田ケンスケに聞かされた、
4号機の事故の話や3号機の実験の事を問う。
ミサトは、それが事実だと話す。そしてミサトが言い出せずにいた、
3号機のテストパイロットの話に及んだ時、
ケンスケが3号機のテストパイロットにして欲しいと直談判に訪れ、
ミサトはシンジに誰がパイロットであるかを伝えそびれる。

3号機起動実験場のある松代へと向かう車内。
ミサトとリツコ。3号機パイロットの話をする二人。
ミサトは窓の外へ視線を向ける。

学校。いつもと変わらない日常。
けれど、鈴原トウジの表情は心ここに在らずと呼べるものだった。

一方、松代に到着したミサトとリツコの前に3号機が届く。

シンジ、アスカ、レイ。それぞれの思いは交わる事なく、その時は迫っていた。

松代の起動実験場。3号機起動実験は順調に進んでいた。
しかし、絶対境界線を突破した瞬間、
3号機内部より高エネルギー反応が検出される。
外部電源を取り外すも、起動は止まらず、その姿をみたリツコは使徒と断定。
口を開ける3号機。松代の実験場に爆発が起きる。

ネルフ本部。松代の事故を受け、騒然としている。
実験場で事故にあったミサトに代わり指揮を取るゲンドウ。
シンジ、レイ、アスカはエヴァに乗り、「目標」の接近まで待機していた。

ゲンドウは、「目標」である3号機を「使徒」と識別。

3人の前に近付く「使徒」。
その姿に、戸惑う3人。攻撃を命じるゲンドウ。
戸惑いながらも戦闘を開始するアスカとレイであったが、「使徒」の攻撃で次々と沈黙。あとは、シンジと初号機だけとなった。

「使徒」は戦うべき敵。だが、目の前の「使徒」はエヴァンゲリオン。
パイロットが乗っているエヴァに攻撃はできないと命令を拒否するシンジ。
見かねたゲンドウは、搭載したばかりのダミープラグの使用へと踏み切る。

シンジを載せたエントリープラグが、ダミープラグへと切り替わっていく。
ダミーを受け入れた初号機は圧倒的な力を持って「使徒」へと攻撃を開始する。
必死に止めるシンジの抵抗も虚しく、「使徒」を蹂躙するダミープラグ。
四肢を引きちぎられ、無残な姿へと変貌していく「使徒」。
ついに、ダミープラグは3号機のエントリープラグを握りつぶす。
「使徒」、完全に沈黙。

松代の事故現場。ストレッチャーに乗せられたミサト。
隣には加治の姿があった。
そこでミサトは、3号機がどうなったのかを聞かされる。

エヴァ初号機内。
3号機パイロットを手にかけてしまったと、一人咽び泣くシンジ。
そこへ、ミサトからの通信が入る。
ミサトの無事に喜ぶと同時に、自分がしてしまった事を話し始めるシンジ。
ミサトも、3号機パイロットのことを話せずにいた事を話し始める。
悲嘆に暮れるシンジの耳に、パイロットが無事であると通信が聞こえてくる。
安堵するシンジ。すぐさま、握り潰されたエントリープラグへと視線を向ける。

一命を取り止めたものの、意識不明のパイロット「鈴原トウジ」の姿を確認したシンジは、絶叫する。


感想

 前回の続きで前半は心理描写メインで進んでいくのが絶妙ですね。そして、後半の無残な3号機の姿へと繋がっていく。このシーン、新劇場版では「今日の日はさようなら」がBGMで流れ、牧歌的な音楽とバイオレンスという白米にブラックコーヒーをぶちまけるシーンになっている事で有名ですね。このシーンが、TV放送版と新劇場版が全く別物になった象徴の一つではないでしょうか。
 この回のアスカは、トウジやシンジへの気持ちの整理がつかず、不安定ですね。エヴァパイロットに選ばれたトウジへの疑問。それを知らずにいるシンジへの苛立ち。戦闘では、トウジの事を知らないシンジへ、その事を伝えようとしているあたり、アスカもシンジのことが心配だったのかもしれないですね。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
次回は、第拾九話「男の戰い」をお届けします。TV放送版も終盤戦へ。

それでは、本日はこの辺りで。

失礼します。

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