永遠に未完成
最近、改良・改善ということに喜びを感じるようになりました。
仕事でも暮らしのことでも、改良の余地がないかを考えるのがとても楽しいです。
スマホのアプリのアップデートのお知らせが届く度に、こんなに頻繁に改良をしていてすごいなあといつも思います。
中には、毎日アップデートをしているゲームアプリもあるという話を聞きました。
僕は音楽を作っていますが、「これで完成」と一度決めたら、もうそこでプロジェクトは終了となり、そこから先は、作り直したり、改良を加えることは一切できません。
むかし、映画のプロデューサーに
「これで完成にするよ。もうやり直しはできなくなるよ。いい?」
と言われたことがあって、なるほど作品をリリースするというのは、もう絶対に後戻りできない終着点を決めることなのかと思ったものです。
ところが現在は、アプリやゲームだけではなく、音楽や映画も、作品をサーバー上で管理できるようになりました。
音楽や映画などの作品が、日々改良され、改善が模索され、アップデートし続けるということが可能です。
今のところ、「改訂版」などというように但し書きを加えて、無理矢理アップデートしてリリースしていますが、そうではなく、アップデートし続けることを前提として、「永遠に未完成」というようなかたちで作品をリリースすることもできます。
安らぎを必要としている人、美しい音楽や優しい音楽が好きな人、音楽による感情のマネージメントに関心のある人はサポートしてください!