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音楽制作会社を15年やっています

ようこそおいでくださいました。
お読みくださってありがとうございます。

僕は、作曲家の山谷 知明(やまや ともあき)と申します。
2007年に音楽制作会社を作って、もう15年になります。(現在2022年)


僕自身のこと

人間恐怖症。人付き合いが苦手。欠点だらけ。失敗ばかり。・・・という僕ですが、優れた作家さんや仕事を依頼してくださるお客様のおかげで、何とか前に進むことができています。ありがたいことです。

僕自身は、音楽大学を卒業し、作曲家として、映画音楽、TVやCMの音楽、歌、舞台音楽、安らぎの音楽、子どもの音楽を作ってきました。楽器はピアノを弾きます。

むかしから人付き合いが苦手で、対人恐怖症というよりも、人間そのものを怖がっている、「人間恐怖症」と言っても良いような弱い性格です。

作曲や、それをカタチにする音楽制作(原盤制作)自体は、部屋に籠って一人でできますので、水の中を泳ぐ魚のように自然体でできます。

しかし会社を運営するとなるとそれだけやっていたのでは駄目ですよね。特に営業活動は日常的に行わなければいけません。営業の基本は「人とつながる」ことですから、人間恐怖症の僕にとってはとてもハードルが高いです。

こんな自分を変えたいと思い、人前でのプレゼンテーションを練習するような気持ちで、これまで様々な情報発信に挑戦してきました。

しかし・・・

動画の自撮りはできませんでした

仕事の先輩に「これからは作家自らが表に出て自作をアピールしなければ売れないよ」とアドバイスされて、動画の自撮りにチャレンジしてみました。ところが上手くできずにすぐに挫折してしまいました。みんながやっているように自然な感じに話すことがどうしてもできないのです。自意識過剰過ぎて、ぎこちなさと必死さばかりが収録されるだけでした。

音声だけでもダメでした

「それなら、今はポットキャストなどの音声コンテンツの人気が高まっているから、顔出しせず、声だけで発信してみてはどうか」とアドバイスされて、なるほど僕は音の専門家なのだからそれならできるかもしれないと思って始めました。ブログを僕の声で綴っていく感じのものです。しかしこれも駄目でした。どんなにがんばっても、不自然でぎこちなくて必死なだけなのです。それでも意地を張って「せめて365日やってみよう」と思って続けました。ありがたいことに、「毎日楽しみにしています」と言ってくださる方もいて、そんなあたたかい励ましに助けられながら何とかやり遂げることができました。365日目を達成した感想としては、「やった! 僕にもできるじゃん!」というものではなく、「これでようやくやめることができる・・・」という敗北感に満ちたものでした。せっかく365日分も蓄積できたのにもったいないかなと思いましたが、思い切ってすべて消してしまいました。

対談もできませんでした

「それじゃあ、『一人語り』ではなく、対談形式にすると、一人で話す辛さもなく、かつ自分自身の雰囲気も伝えることができるのでは?」というアドバイスをもらってやってみました。友人であるピラティスの先生にお願いして対談のお相手になってもらいました。しかしこれも上手くできませんでした。お相手の素敵さを消し去ってしまうくらいの僕の挙動不審さ、不自然さ、ぎこちなさ、必死さが収録されただけでした。

ZOOMもできません

コロナ禍以降、誰もが普通にやっているZOOMですら僕にはどうしてもできません。まったく自分らしく発言できないのです。また、参加者相互の音声の微妙な遅延や通信エラーに、耐え難いストレスを感じます。何度もチャレンジしてみましたがどうしても駄目です。このご時世に、まだZOOM経験は10回にも満たないという有様です。

残された最後のコミュニケーション手段

人とコミュニケーションしたい。でも、無理をしたり、自分を作ったり、自分を飾ったりするのではなく、自然体の素直な自分自身のままで人とつながるにはどうしたらいいのだろうと考えた結果、僕に残された手段は、

◆心許せる少人数での対面(できれば一対一)
◆文章でのやり取り

この二つだけだと思いました。

ずいぶん前のことですが、ブログをやっていて、文章であれば素直な自分をありのままに出せるとその頃から感じていました。作曲家として経験したこと、心の中のことをブログで発信していました。「山谷さんのブログはとてもためになります」「山谷さんの文章を読んでいると元気が出ます」という感想を音楽関係者以外の方からもたくさんいただいて嬉しく思っていました。しかし、惰性で記事を書く日が多くなってしまって、このままでは駄目だと思ってやめました。記事もすべて削除しました。

会社を作って15年のこの節目に、以前ブログでやっていたように、文章の中で素直な自分を表現していきたいと思いました。

そこで、このnoteというプラットフォームを使わせてもらって、僕自身のこと、僕がこれまで経験したこと、仕事や暮らしに役立つ心構え、音楽の活用法などを、読んでくださった方にとって有益となるよう、じっくり丁寧に書こうと思いました。興味のある方はどうぞご覧になってください。

安らぎを必要としている人、美しい音楽や優しい音楽が好きな人、音楽による感情のマネージメントに関心のある人はサポートしてください!