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死ぬ準備をしてみた(エンディングノートを書いてみた)

~冒頭~

何もタイトルだけみてネガティブだと思わないで。
ノンノン。
万が一に備えてね。
ん??万が一とか言ってると一生準備しないんじゃない?
そうです。
立つ鳥跡を濁さずとか言うてますが、
人間死際ちゃんと準備出来る人がどれほどいるでしょう。
だからやってみたんです。
病気をきっかけにね。
とりあえず、エンディングノート書いたみました。
やってみて気づいたんです。
「これって健康な人でもやっておいた方がいいんじゃない?」
てな訳でウチは奥様にも同じノートを買いました。
いざ!という時まで自己保管。
いざ!という時には開封してOKという契りを妻と交わしました。

死ぬことをネガティブに捉えていませんか?
ノンノン。
はじまりがあれば、終わりが来る。
生きうる限りの必然です。
ちなみにタイトルこんなんですが、内容は凄い事務的な内容です。あしからず。

~エンディングノートを買ってみた~

病室で入院した頃に70代の患者さんとお話をしていました。
その患者さんは体力的な問題で移植手術の選択肢はありませんでした。
終末期をどうするかの話をしていただけました。
退院時に文具屋さんに寄り、コクヨのエンディングノートを買いました。
ちなみにamazonで調べたら、ネットの方が安かった。。
ところでエンディングノートって何書くの?と思いませんか?
「愛してるぜベイビー」とか書く欄はそんなにありません。
どちらかというと事務的な内容です。
気になった項目を以下に記載していきます。

~自分の基本情報~

氏名住所本籍勤務先など記載します。
こちらには会社の連絡先など記載します。
また、保険証・運転免許証・パスポート・住民票コードなどなど記載欄があります。
故人になった場合、残された家族がさっと会社先に連絡するなど有効活用できます。
パスポートなどは保管場所の記載などもあり、発見しやすいです。

~預貯金について~

金融機関や支店口座番号、web用IDなどを記載します。
ちなみにこれを書いてからいくつか銀行口座を解約しました。
死亡後に口座は凍結されます。故人の口座に対する手続きなどは大変だと聞きます。
残された家族には口座の残高は簡単にはわかりません。
「苦労して解約手続きして0円かよ!!」と怒られたくないので、不要な口座は解約しておきましょう。

~口座自動引き落としについて~

うちはWEB手続き関係は私がやっております。
カード引き落としも含めて、NHK受信料、電気代、水道代、携帯料金、光回線、保育料金、借りてる駐車場代、子どもの習い事費用、自動車税、固定資産税などなど
書いてみるといっぱいあります。
大変大変。

~有価証券・金融資産・不動産・その他資産・借入金・ローン~

証券口座はこれを機に1つに集約しました。
本当は色々持っている方がメリットなどを活かせるのでしょうが、さっぱりしました。
不動産についての諸情報・
資産については時計など→「治す方がお金かかるよ~!」とか備考欄に書いてみました。

~クレジットカード・電子マネーについて~

これも今回を機に整理をしました。
VISA、JCBとかあればいいでしょう。
たまにmastercardとamexが必要なのでしょうが、どちらにせよ1ブランド1枚あれば十分です。
これらも死亡時は連絡が必要です。
連絡先等記載できます。

~保険について~

私基本的には保険にはほとんど入ってる認識があまりないんですが、それでも並べてみると結構あるもんで。。
火災保険、学資保険、団信保険、住宅瑕疵担保責任保険、入院保険等々
妻名義でも色々あるので、併せたらすごいもんですね。
ちなみにこういうのを機に保険のカバー範囲の確認をしておくのも良いかも知れません。
例えば、私の場合白血病になりましたが、私が死亡する場合、結構な確率で合併症での死亡なので、死亡理由は「白血病」ではなく合併症の「肺炎」とか「アレルギー性○○」とかになる可能性があるわけですよ。そうなった場合がん保険とかがどのような約款になっているか確認した方がよいです。ここら辺難しいですよね。。

~年金について~

年金手帳とかご自宅にありますか?
こちらには職歴を書く欄があります。
どのように支払っていたのか家族が確認するのに使いやすいです。

~携帯パソコンについて~

私携帯は3台、タブレット1台持っております。
えぇ、妻には内緒で。。。嘘です。
会社スマホ、個人スマホ2台(格安でお試し契約)、タブレット1台(動画閲覧用)などありますが、契約は全部自分でしているため、死んだらさっさと契約切らないといけません。
なので、妻にも言っていない携帯番号とかも書いておきます。

~WEBサイトのIDについて~

このnoteのアカウントや、sns、ショッピングサイトから電力などのインフラ会社関連、エロ動画まで、、、。。
妻にはいざという時まではエンディングノートを見ない約束なので素直に書きます。

~ペットについて・生活のこと~

ペットの生年月日や登録番号、餌や病院など記載出来ます。
行きつけのサロンやペット保険などなど
生活のことについては
衣類の管理や車について、町内会のやりとりや習い事など自由に記載欄があります。
ここについては何も書くことがない。
妻とは中学校からの付き合いなので、隠し事などあまり思い当たりません。
昔の彼氏彼女までお互い知っています。

~家族一覧・親族一覧・親族表・命日・友人知人一覧・その他連絡先一覧~

連絡先について書く欄があります。
妻とは付き合いが長いですが、私しか知らない友人や親族などももちろんいる訳で書いておきます。親族表とはいわゆる家系図です。書くと案外面白いもんです。

~健康管理について・告知延命処置について・介護について~

告知についてや延命臓器提供について記載が出来ます。
ちなみに記入日を書く欄があり、その時点の意志というのが確認出来ます。

~葬儀について・お墓について~

上記と同じように葬儀やお墓の希望を記載出来ます。

~末尾~

退院生活で全ては書ききれませんでした。
今回思ったのはアナログでこういったものを残すのは大事だなぁーと思ったこと、
家に金庫が欲しい(こういったものを隠すため)と思い、アンカー打ちは難しいので50kgの据え置き型金庫を検討中です。
エンディングノートを書くって何かネガティブイメージがあったのですが、
普段からこういった備えをして置くことの意義は
不要なものを自分の目で確認できることと、残された家族に安心感を与えるツールになるということがわかりました。
是非、みなさん文具屋さんに立ち寄ったら、お手に取ってみてみてください!