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ヘルプマーク、you know?(ヘルプよりもまず知ってほしい)

~冒頭~

私事ではありますが、2020年3月から白血病の治療をしております。
病気になって色々と公的機関などのサポートなどを調べる訳です。
触れると気づくこと結構あるんですよね。
その内の一つがヘルプマーク。
一時退院時に市役所に貰いにいきました。
白血病の私はヘルプマークゲットです!!
それでは、ヘルプマークって何でしょね?
そんなこんなを書いていこうと思います。

~ヘルプマークとは?~

Wikipediaさんによると
ヘルプマークは、援助や配慮を必要としていることが外見ではわからない人々が、周りに配慮を必要なことを知らせることで、援助を得やすくなるよう作成された、東京都によるピクトグラム(絵文字)です。
義足や人工関節を使用している患者、内部障害や難病の患者、精神障害、知的障害または妊娠初期の人達が該当します。

白血病の私は何故ヘルプマークをもらえるのかというと、
私170cm、80kgのまぁまぁのガタイですが、療養中は体力がありません。
血の病気なので、息苦しくなったり、階段の昇降などしんどかったりします。
ちなみに治療のせいでハゲてるのでキャップ被っています。
ガタイよいキャップ被っている人間が優先席座っていると
「えぇー、何あいつ・・・」と大抵思うでしょ。
私も思いますww
そんな時の為にヘルプマークを提示しています。
障害を抱えていても、見た目的に何か社会的弱者を装わなくてもいいですよね?
別に病気になる前と後で服装も変えていませんしね。
なので、普通なんですよ。見た目は。
ですが、たまに多少のお助け必要です。
多分、電車では座らせて頂いた方が辛くないんです。
「我慢しろ」と言われれば我慢しますが、ご配慮頂ける世の中がそこにあるならば嬉しいですね。

~ヘルプマークをもらうには?~

ヘルプマークは主に自治体で配布されています。
お住いの場所によっては配布をしていない所もあるかも知れませんので、
まずは市区町村に問い合わせてみると必要な書類を含めて確認が出来ます。
私は茨城県守谷市という所に住んでいるのですが、「ヘルプマーク」と同時に「ヘルプカード」というものも配布されました。
こちらには医療機関や日常で困っている内容を記載出来ます。
各所各人の確認が必要です。

~普及と悪用の難しさ~

私の認識ではヘルプマークの著作権は東京都に帰属しており、商標登録されています。
ヘルプマークの趣旨に合致していれば作成活用することが認められています。

その為に普及と悪用による弊害を感じてしまいます。

例えば、市役所ではある程度診断書を提出したりして配布されるのですが、市販でamazonなどでも買えるんですよね。
ピクトグラムという性質上、施設などのサインなどで使用する用途があるので販売も致し方ないのですが、個人が個人として購入をするというのは賛成出来ません。
やはりこういったものは公的機関がある程度制限しながら配布をしないと当たり前のように悪用する人が増えてきます。
そういった悪用を目にした方が「あのマークにせものだぜ!」となってしまい、普及の意味が反転してしまいます。
国際シンボルマーク(車いすのマーク)なども同様の問題が含まれていると思います。

~ヘルプを受ける人とヘルプをしてくれる人の心の持ち様~

私3月まで世に言う「健常者」だったんですよ。
そんな私も今はヘルプマークをバックにぶら下げて外を歩いています。

私が思う
「電車でヘルプマークを見かけたら」を書いていきます。

健常者でも調子が悪い人はいます。
障碍者でも元気な時もあります。

健常者でも晴れ晴れしている気分もあります。
障碍者でもジメジメしている気分もあります。

例えば席がそこにある。
譲る譲らないは座っている人が決めれば良いんです。
ただ、マタニティーマークを見かけたら、
ただ、杖をついている人を見かけたら、
ただ、ヘルプマークをつけている人を見かけたら
ただ、色々な人(子どもを抱える高齢者体調悪そうな人)を見かけたら
「しゃーねー、席譲っちゃるか」と心の中で言いながら、
声掛けは「座ってください!」と明るく声掛けをしてくれたら
そんな世の中は素晴らしいと思います。

~末尾~

「ヘルプマークを付けていたら嫌な思いをした」
など書かれている文書を目に見かけます。
ヘルプマークをつけている人も健常者も嫌なことを感じる日もあるある。
だからこそ、みんなで楽しい社会を作れば良い。
それだけ、それだけ。
ネガティブにはひっぱられないでください。
作る社会はそこに3人いれば3人で作られます。
10人いれば、10人で作られます。
ネガティブはネガティブを波及させてしまいます。
権利の拡大を望む場合は、
権利を求める側が歩み寄る方がハレーションが起きにくいと感じています。
まずはヘルプをしてもらうことより、知ってもらうこと。

ただ、僕の友達にはヘルプマークを見かけたら、全力でヘルプしてもらいます。
「ほれほれ~」とヘルプマークをアピってみますw

それではでは!!