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【 WEBデザイン 】 コンセプトを見失えば同じものしかできない  投資家のFIREへの旅路 ♯377

【 芸術とデザイン 】

芸術はセンス
デザインは知識

芸術とは、製作者の想いや、考えや、主張、表現したことを作品にぶつけるという行為です。
ここでも表現したり、伝えるという点で
デザインする力は必要ですが、使いやすさっといった視点は必要ありませんね。

芸術は、芸術家の思うがままに自由に作ったものが、見た人の心に作用し価値を生みます。


では、
デザインにおいてはどうでしょう?
やはり、自由に表現することだけでは、良いデザインとは言えません。

デザインには、使う人がいます。

建築であれば完成後の使いやすさが重要です。

服であれば着心地、ケアのしやすさが重要です。

WEBサイトであれば見やすさ使いやすさが重要です。

デザインは使う人のものですね。芸術は芸術家のものです。


【 WEBデザイン 】

客観視の必要性

私は、WEBデザインを勉強しながら、実践しています。

WEBデザインとは、センスがモノを言う世界ではありません。

知識によって、一定の型が決まってくると思います。

その型に倣いながら、型を壊す部分を少し取り入れてみたりすることが必要だと思います。

そう思っていても、見た目の綺麗さなどにこだわりすぎて、
情報が整理されていないデザインにしてしまったり、
導線が綺麗でないデザインにしてしまっていると思います。

正直、私は、独学でやってますから、
人一倍、自分のことをしっかりと客観的にみないと、自分よがりになることは確実です。

常に、自分に向けて、批判を浴びせておくべき状態です。


【 デザインの迷い 】

迷って辿り着くのは、いつも同じ場所

私は、今、仲間と一緒に自社の事業サイトを作っているのですが、
この仕事は、WEBサイトのコーディング部分のみを担当しています。

デザインは、ディクターとデザイナーの二人が行います。

そのデザインをもとに、
コーディングを行い公開したWEBサイトですが、
その後に、少しのコンテンツの追加と、デザインの変更ありました。

これを機に、
サービス紹介や、オプション紹介のページをほぼ全面改修。

トップページに、
コンテンツを追加し、画像を入れ替えて、テキストも書き換え、
メインビジュアルの表示を変更
ニュースなどのお知らせ記事が表示されるエリアを追加。
各コンテンツのタイトル部分のデザインを変更。

といったように、
一つ変えることで、その他もそれに合わせて変えていく。
その他を変えていく段階で、新たなアイデアが出てきて、
また、それをもとにデザイン、構成を変える。

これがデザインの迷いです。

ほぼ全面改修することになるような、デザインは無意味です。
デザインの段階で熟慮されていないということですからね。
修正は必要な工程です。しかし、大幅な改修は多くのロスを生みます。


【 ブラッシュアップ 】

後で直す前提のデザインは、手抜きそのもの

より良いものに磨き上げていく、ブラッシュアップは重要な作業です。

しかし、そのブラッシュアップすることを前提にすることは、あまり良いことではないと考えています。

完成した時点で、自信を持って、お客様にお渡しできる商品を作らなければなりません。
完成時点では、その商品は完璧なものです。

その後、時間の経過とともに、
その当時の良いものが、現在の良いものとズレてきた時に、ブラッシュアップしたり、リニューアルしたりするのが正しい姿と考えています。

つまり、
デザインが完成した段階で、
その時点では、100%のものである必要があります。

それを実際に使ってみて、もう少しここを変えるといった
微調整というブラッシュアップで、120%の商品になる思います。

先ほどの例は、80%デザインで商品を作り、その後に20%を足すという作業です。
結局、120%の商品にはなりません。


【 コンセプト 】

コンセプトがぼやければ、いつも同じものしかできない

私は、以前に、DTMをやっていたのて、house、technoといったクラブミュージックを作っていました。

作っていくうちに、
元のコンセプトが失われていくのです。

それは、時間をかければ、かけるほど
結局、同じような曲しかできなくなります。

修正を重ねた結果、自分が好きな曲になります。

本来のコンセプトとして掲げたモノが、ぼやけていくのです。

デザインにおいても、
作品には、その人の芯にあるものが、どうしても投影されます。

それが"その人らしさ"
というプラス面で作用することもありますが、
同じようなデザインしかできないということにもなります。

それを阻止するために、
デザインする前に、コンセプトを決めて、そこへ向かいながら、自分の個性を取り入れるということをしていく必要があると思います。

そのコンセプトは、使う人、事業の内容などのいった、使う人や、お客様が必要とするモノです。

コンセプトと自分の個性の双方があれば、
一つのプロジェクトにおいて、一貫したデザインができ、商品が出来上がると考えています。


【 まとめ 】

芸術はセンス
デザインは知識

客観視の必要性

迷って辿り着くのは、いつも同じ場所

後で直す前提のデザインは、手抜きそのもの

コンセプトがぼやければ、いつも同じものしかできない

総じて言いたいのは、
120%のものを作るには、少なくとも自身で100%まで引き上げろ!

でした。

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