【 ビジョナリーカンパニー 】 FirE♯614
本日は、ビジョナリーカンパニーについて私の視点で考えます。
【 ビジョナリーカンパニー 】
ビジョナリーカンパニーとは、どういう会社なのかを見ていきます。
私なりにピックアップしていきます。
■ 時計を作る経営者
ビジョナリーカンパニーを目指すには、「時刻を告げる経営者」ではなく、「時計を作る経営者」が必要となります。
時刻継げる経営者では、自分がいなくなった途端に会社は、時刻を知ることができないことになり、やるべきことができない組織となります。
時計を作っておけば、自分がいなくなっても、その時計が表す時間に応じて何をすべきかを判断できます。
つまり、上からの指示で動く社員ではなく、自ら考えて動く社員が生まれます。
■ カルトのような文化
会社の基本理念が、社員に浸透していて、まるでカルト集団のような一体感を持っていることが必要とされます。
つまり、この文化に合う人にとっては最高の職場であり、合わない人は働きにくい環境になります。
■ 始めから素晴らしいアイデアは不要
ビジョナリーカンパニーは、創業時に何か卓越した独自の商品や、技術があるわけではありません。
試行錯誤を繰り返す中で、生まれるコンテンツがその発展に寄与します。
そういった創造に自由に取り組める仕組みや、環境がビジョナリーカンパニーには備わっています。
【 全員が主体 】
ビジョナリーカンパニーの内容はもっと深い内容があるのですが、
私の考えとしては、誰か一人が努力をする組織では達成できないということです。
全員が目標に向かって走ることができる組織と、そういった空気、仕組みが最も重要です。
「走らされる」組織では意味がないのです。
「走りたくなる」組織こそ、生き生きと働くことができます。
そして、自分の目標、会社の目標の達成ができ、さらに「走りたくなる」という好循環を生みます。
【 過去の経験 】
私が過去に在籍していた会社では、ビジョナリーカンパニーにおける、「カルト的な」集団という組織は実現されていたように思います。
しかし、それだけであったことが問題でした。
カルト的な集団の一員となることを誰もが望んでないが、リーダーへの恐怖心から、一員として振る舞っている社員ばかりだったのです。
その振る舞いに、リーダーは満足し、「理念の浸透」が完了した思い込んでいました。
そういった組織を形成した、社長以下の社員が問題の根本ともいえます。
突出した力を持ったリーダーが存在してしまう場合には、こういった弊害が起きます。
集団として力は、見せかけで発揮されているので、実はもろいものなのです。
【 まとめ 】
ビジョナリーカンパニーについて考えを書きました。
理想的な組織を作るには、リーダーがどこまで我慢できるかがポイントであると思います。
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