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【 米雇用統計 】 FRBの引き締め継続確定の結果となる FirE♯550

7日に発表された米雇用統計の内容を整理します。

結果は、FRBのタカ派姿勢の意地が決定する内容です。


【 米雇用統計 】 労働市場は引き続き非常に加熱

失業率:3.5% 前月比0.2%低下
平均賃金:0.3%上昇 前年比5.0%上昇
労働参加率:62.3% 前月比0.1%低下

非農業部門雇用者数  +26万人

26万3000人増(市場予想25万人増加)

レジャー・接客  +8万人

8万3000人増

ヘルスケア:+6万人

6万人増

専門職および企業サービス:+4万人

4万6000人増

製造業:+2万人

2万2000人増

建設:+2万人

1万9000人増

金融:▲8000人

8000人減

運輸・倉庫:▲8000人

7900人減

小売:▲1000人

1100人減

政府部門:▲2.5万人

2万5000人減少


【 FRBの動き 】

雇用統計の結果は、強い労働市場を示しました。

FRBの引き締めは継続されるどころか、さらに厳しくなる可能性もあります。

FRBの引き締め政策が開始されて数ヶ月経ちますが、株式市場には影響は出ながらも、肝心の労働市場への影響はまだまだ十分に出ていません。

FRBが、焦り出せば、「ソフトランディング」などという言葉は忘れ去るでしょう。

雇用統計は発表されたのが7日、週明けの今日の米国市場の動きは、さらに低下する公算が大きいです。

各指数が下げる中、さらに下げることでしょう。

個人投資家としては、買いの好機となりますが、ボラティリティの高い状況ですから、どのタイミングで買うのか?
これは投資家の判断が試される局面です。


【 まとめ 】

米雇用統計の内容から今後の見込みについて考えました。

この状況では、年内は労働市場の加熱はおさまらないでしょう。

クリスマスが来ればさらに加熱しそうです。

そうなると、株式市場の底はまだ深い可能性もあります。


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