【 米雇用統計 】 FRBの引き締め継続確定の結果となる FirE♯550
7日に発表された米雇用統計の内容を整理します。
結果は、FRBのタカ派姿勢の意地が決定する内容です。
【 米雇用統計 】 労働市場は引き続き非常に加熱
非農業部門雇用者数 +26万人
26万3000人増(市場予想25万人増加)
レジャー・接客 +8万人
8万3000人増
ヘルスケア:+6万人
6万人増
専門職および企業サービス:+4万人
4万6000人増
製造業:+2万人
2万2000人増
建設:+2万人
1万9000人増
金融:▲8000人
8000人減
運輸・倉庫:▲8000人
7900人減
小売:▲1000人
1100人減
政府部門:▲2.5万人
2万5000人減少
【 FRBの動き 】
雇用統計の結果は、強い労働市場を示しました。
FRBの引き締めは継続されるどころか、さらに厳しくなる可能性もあります。
FRBの引き締め政策が開始されて数ヶ月経ちますが、株式市場には影響は出ながらも、肝心の労働市場への影響はまだまだ十分に出ていません。
FRBが、焦り出せば、「ソフトランディング」などという言葉は忘れ去るでしょう。
雇用統計は発表されたのが7日、週明けの今日の米国市場の動きは、さらに低下する公算が大きいです。
各指数が下げる中、さらに下げることでしょう。
個人投資家としては、買いの好機となりますが、ボラティリティの高い状況ですから、どのタイミングで買うのか?
これは投資家の判断が試される局面です。
【 まとめ 】
米雇用統計の内容から今後の見込みについて考えました。
この状況では、年内は労働市場の加熱はおさまらないでしょう。
クリスマスが来ればさらに加熱しそうです。
そうなると、株式市場の底はまだ深い可能性もあります。
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