【 WEBデザイン 】 企画から見積書まで FirE♯551
以前に学習した内容を箇条書きでまとめます。
WEBデザインの仕事をするにあたり、企画から、見積書作成までの工程をまとめます。
【 企画力 】
企画をするということは、WEBサイトを作る目的や、ゴールの設定を行うことです。
クライアントと目指すところを共有しておくことで、制作するものがブレることがなくなり、クライアントの気分でデザインの変更といったことも起きにくくなります。
【 ヒアリング 】
わからないことを徹底的に聞いていくこが大切です。
また、できること、できないことを判断するします。
クライアントの、リテラシーが低い場合、なんでもできると思ってしまいがちです。
デザイナーのできることと、エンジニアのできることは異なりますから、はじめに、できる・できないをはっきりさせましょう。
①共通認識
・できること、できないことの整理
・WEBデザイナーは魔法使いではない
・WEBデザイナーはエンジニアではないことを理解してもらう
(カート機能の追加は別のスキル)
②目的を設定する
・誰のためのWEBサイトなのか
a:取引先(コーポレートサイト)
b:一般(映画の公式サイト)
c:新規顧客(to B)
d:新規顧客(to C)
・何のためのWEBサイトなのか
a:名刺/パンフレット代わり = 情的サイト
b:SEOやWEBマーケテティングで集客 = コンテンツ入稿必要
c:商品購入 = 決済機能 商品
d:サービス予約 = 決済機能 予約機能
■ ヒアリングで必要なこと
顧客は、WEBサイトを作る目的などについて、明確ではないことがある。
そういった際には、コンサルタント的な位置どりをして、
ヒアリングを通じながら、共に、WEBサイトのターゲット、目的を作っていく必要がある。
③ 予算
ざっくりとした先方の予算を確認する。
よくある質問として、「いくらで作れますか?」というものがあるが、
これは「わからない」が正解。
プレハブ小屋を建てるのか、豪邸を建てるのか。
これによって全く違うからである。
④ クライアントが本当に必要なもの
顧客の予算を最小限にすることを考えよう。
① 本当にWEBサイトが必要か?
WEBサイトとは手段であり、目的に応じて最良の手段を提案する。
② 既存サービスは使えないか?
・ブログサービス
WordPress、はてなブログ
・サイト作成 (ITリテラシー必要)
WIX
・ECサービス
base、ショッピファイ
【 運営方法を決めておく 】
作成後の、集客のためのコンテンツ入稿などの作業を誰が行うのか?
どこまでを誰が担当するのかを決めておきましょう。
① 更新する人
・デザイナー・エンジニアが更新する
情的サイトを作る
・クライアントが情報を更新する必要がある
WordPressなどのCMSが必要
② 更新するタイミング
・不定期の場合
保守契約等の取り決め
・月次など定期の場合
更新料等の取り決め
③ リリース前の確認ページは必要か
・必要
ステージング環境の構築 (有料とする)
・不要
クライアントが本番反映後の確認
【 トンマナ(トーン&マナー) 】
統一感のあるデザインにするために、しっかりとはじめに決めておきましょう。
■ 世界観を設定すること
・雰囲気
・色使い
・メッセージ
① 既存事例の収集
・可能であればクライアントと共に行う
・美容室のサイト・医療系のサイト・教育系サイトなど
・優れた事例を集める
② 既存事例のグルーピング
・集まった事例の中で、雰囲気が似ているものをグルーピングする
・グルーピングの軸が合っているか確認・修正
(色合いで分けたのに、あるグループだけ商品で分けてしまったなど)
・クライアントの会社がどのグループに属するか考える
・グループの雰囲気に合わせるか、外すか検討する
③ 共有
決めたことや、その経緯を記録し残して、クライアントと共有すること で、その後のデザインの根拠とする。
【 モバイル対応(レスポンシブ)】
クライアントに、モバイル対応は自動でできないことや、
それ専用のデザイン、コーディングが必要となることを説明する。
【 納品方法 】
納品はどのように行うのかもはじめに決めておきましょう。
その方法で見積額も変わります。
① 納品型
制作物に対して対価をいただく
② 非納品型
時間給で計算する
かかった時間 × 時間単価
何時から何時まで作業した証明や、
相手の信頼関係が必要となります。
【 見積書の作成 】
下記の内容に、どのくらい時間がかるのかを計算し単価を決めます。
見積書には、これらの項目の所要時間と、単価を記載し、それを掛け合わせた単価を項目ごとに記載します。
① 基本デザイン
トップページ
会社・店紹介ページ
メニュ
アクセス
etc
② マークアップ(コーディング)
トップページ
会社・店紹介ページ (共通レイアウトで複数ページ)
メニュ
アクセス
etc
③ コンテンツ制作
紹介文章はどちらが用意するかによっても変わる。
④ 特別な機能
地図の埋め込み
動画の埋め込み
お問合せフォーム
etc
⑤ グラフィックデザイン
ロゴデザイン など
【 まとめ 】
WEBサイト制作までの流れを書きました。
はじめに決めておくことで、巻き戻しの作業や、クライアントとの信頼関係も築くことができます。
揉めるのは体力使いますから、はじめが肝心です。
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