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どういう視点でモノを見るか FirE♯ 669

WEBサイトの公開前には、様々なチェックを行う必要がありますが、
見落としてしまうこともあります。

これはチェック表に沿って行っていても起きうることです。

例えば、テスト環境では問題ないことも、本番環境に移行した際に問題が生じることもあります。

テスト環境でもチェック済みだし「大丈夫だ」という前提でチェックを行うと、見落とししまうところが出てきます。

どんな時も「ミスがある」という視点でチェックをする必要があります。


【 モノを見る視点 】

「ミスがある」と思ってチェックを進めると、軽微なミスを発見することができます。

これは不思議なことですがそういうものです。

例えば、商品Aが倉庫のどこかに保管してある場合、
「倉庫に行って商品Aの在庫があるか見てきてほしい」という言われたときに、「商品Aは最近見てないしないよ」という意識で探す人間はその商品を発見できないものです。

これと逆に、「在庫があった」と確信している人が探すと見つけることができます。

それは単純に行動の違いです。

前提の考えに応じてそれぞれの行動が変わるため、結果が変わります。

「そんなもんないって」と思っている場合、奥の方に存在する商品Aまでたどりつけません。



【 チームの良さ 】

上記の例は、WEBサイトのチェックにも当てはまり「大丈夫やって」という意識でチェックをすれば、必ずミスがあとで発覚するのです。

完璧はないと言っても良いでしょう。

どんな人も、ひとりで行った作業にはミスが潜んでいるものです。

チームでこれを補いクライアントに渡す際には完璧なものに仕上がっていれば良いのです。

それぞれの視点でチェックを行うことで、誰かの死角となっていた面にも眼がいきます。

WEB制作はチーム戦であります。

ディレクターからデザイナーからコーダーへと各工程の作業は独立しつつも、一連のものとなっていて連携が不可欠です。

この間の情報交換がスムーズでない場合、非常にやりにくくなります。

一部の工程を外注している案件があるのですが、これは進行がスムーズでなく、進まない工程に苛立ってしまい良い仕事ができていないように感じます。


【 信頼 】

「ミスがある」と思ってチェックをするというのは、「信頼していない」ということではありません。

意識として、ミスを見つけるためには、そう言った前提に立つ必要があるということです。

あいつの仕事は信用できないからチェックするのではなく、
クライアントに最高のモノを納品するためにチェックするのです。



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