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【米国市況】ハードランディングの懸念増 FirE♯ 717

Bloombergの記事によると、米国がリセッション入りする予想が高まっていて、
1年以内にリセッションに入る予想は65%となり、前月から5%上昇となったとのことでした。

FRBの利上げの継続と複数の銀行破綻が主な要因です。

政策金利は3月にも0.25ポイント引き上げられました。これにより2007年以来の高水準に達しています。
さらに次回のFOMCでも利上げの継続の可能性は消えておらず経済への圧迫は続く公算が高い状況です。

パウエル議長はFRBの政策が相次ぐ銀行破綻に直接的な関係はないと立場ですが、間接的に破綻の要因となっているはずです。

しかし、労働市場の勢いが良いのも事実でインフレ退治は完了していません。
これがFRBの主となるミッションであるめ、銀行の破綻を理由に引き締めを縦断することはできないのでしょう。

引き締めを緩めれば、その先にさらなる大きな引き締めを必要とする事態が待っているという予想があるのでしょう。

現時点では多少の痛みを伴いながら、ソフトランディングを目指すと言うのがFRBの目的となりそうです。

しかし、市場の予想はハードランディングの懸念が大きくなっており、この思考が広まれば株式市場から資金が引き上げられることになります。

これが連鎖的に起きれば、リッセッション入りとなります。

個人投資家としてはこの大きな波の引き際で、一気に買いを入れたいところです。

チャンスは一晩と言って良いでしょう。

逃さぬように市場を眺めましょう!

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