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Arugam Bayで今を生きるスリランカンたちが教えてくれたこと



わたしがいるアルガンベイという地域は
2004年にスマトラ島沖地震の津波の被害に遭っている。


スーパーやお土産屋さん、レストランなど
お店が立ち並び、
四階建てのホテルもあるそのメインストリートを歩いていると
本当に?って思うくらい
不思議な気持ちになるときがある。

全部津波で流された場所で
また1から立て直したんだ。

ずっと内戦も起こっていた地域だから
本当に大変だったと思う。

2004年だから、はわたしの同世代のスリランカ人たちも経験していて、家を無くしたり中には家族を亡くした人たちも少なくないという。

昨日ふと、現地の子とそんな話になった時に
どんな感じだったん?って聞いてみた。

朝だったからね、
家族みんなで奥の村の方まで走ったよ。
そこから津波が押し寄せるのも見えた。
自分の家も何もかも全部、流された!

そんで1週間くらいその村で暮らしいて
また戻ってきて家を建てたんだ

ってあっけらかんとニコニコしながら当時の話をしてくれた。


本当に強いな、この国の人たちは。

去年経済危機があった時も電気やガスが止まったけど、釣りしたりフルーツ食べたり、畑したりで、食べれなくて死ぬほど苦しんだ人はあんまりいなかったと思うよ
って教えてくれた子もいた。

いや、本当に、たくましい。

津波から約20年で
ココナッツの木たちもまたちゃんと育って
ビーチの周りには何軒ものゲストハウスやレストランが立ち並んでいる。

観光シーズンだけど
現地の人たちのテンションは
リラックスしていて
どこかマイペースにもみえる。

お客さんが1人も入ってない小さいレストランで4、5人くらいのスタッフがのんびり椅子に座って話してるのもよく見かけるし

自分の店を空けて道端で椅子を並べて友達とくつろいでる人たちもいる。

デフォルトで物価は3倍近くにもなったらしいけど、
だからって下を向いてトボトボ歩いている人もいない。

みんな胸を張って歩いてるようにも見える。

そういえばスリランカで腰が曲がったお年寄りとか、猫背がひどい若者とかあんまりみかけてない。


ここの人たちは
日本に行きたい!
ってよく話しかけてくれる。
日本から来る人たちはみんな
礼儀正しくて、優しくて、いい人だからって
本当かいな、って思うくらいみんながそう言って声をかけてくれる。


だから
必要なものはなんでも手に入って
行こうと思えば海外にもいけて
他の国に比べたら比較的安全で
四季があり自然も豊かで
水も豊富で
全員学習する機会がもらえて
学校にいけば読み書きやたくさんのことを学べる

けど、
いつもどこか疲れていて
足りないものに目がいきがちで
常に未来に不安を抱えている
そんな日本の人たちをみたら

(もちろんそれは全員ではないし
わたしの周りにはあんまりいないけれど
メディアではそういったことが
取り上げられがちだよね)

きっとスリランカンたちは
今必要なものは全部あるでしょ
って真剣に、
でもどこか懐かしいような優しさで
言ってくれるかもしれない。

未来のことは天の神様に任せるしかないからね〜って
どんな深刻そうな悩みも流されるだろう。

わたしもまだまだ修行中だけど

今できることをやる
やりたいことを今やる


そんなシンプルでだけどベストな生き方を
毎日選択していきたいと思う。

光り輝く島から日出ずる国へ 
同じ島国のアジア人として
スリランカへの旅は
私たち日本人に
今を生きるパワーを与えてくれるだろう。

Live in the present moment.
Because this moment is a gift.


Momo




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